年をとると汗って増える!年齢との関係はあるのでしょうか?

年齢との関係

実は年齢によって脇汗の状態に変化が起こります

10代の頃には脇汗で悩んだことがなかったけれど、20代や30代になってから脇汗とか汗染みが気になるようになったという人はたくさんいます。

年齢という要素だけで脇汗の分泌量が変わるというデータはありませんが、ライフスタイルや年齢による体内環境の変化に伴って、脇汗の状態や量が変わるということはありますね。

例えば、20代や30代になると、社会人として様々な仕事や人間関係のストレスを抱える人が多くなります。

不安や心配事、ストレスなどで眠れない日々が続いたりすることもあるかもしれませんよね。

そうした心穏やかではない日常生活を送っていると、自律神経がバランスを崩してしまいますし、ホルモンバランスも崩れてしまいます。

それが結果的に、脇汗の量が増えてしまうとか、脇汗のにおいがきつくて困るとか、汗染みがつきやすくなったという悩みにつながります。

体内環境の変化という点では、50歳前後に訪れる更年期もまた、脇汗と大きな関係があります。

更年期というと、女性ホルモンが減少することによってホルモンバランスが崩れ、体に様々な不調が現れやすくなるというイメージがありますよね。

しかしホルモン分泌量が減少するのは女性ホルモンだけではなく男性ホルモンもあります。

そのため、更年期によるトラブルを抱えるのは女性だけではなくて男性も該当するのです。

ホルモンバランスが崩れることによって発汗を抑えることが難しくなり、脇汗が目立ちやすくなるようですね。

年齢だけではなくホルモン分泌とも大きな関係がある

ホルモン分泌との関係

脇汗は、ホルモン分泌と大きな関係があります。

例えば子供の脇汗をみてみると、思春期に入ると子供は安静ホルモンや女性ホルモンが分泌されることによって、体臭が気になるようになったり、脇汗のにおいが気になるようになることが多いものです。

それまでは、体中に汗をかいてもニオイなんてほとんど気にならなかったのに、思春期に入るとホルモン分泌が影響することによって皮脂分泌が活発になり、それが汗のニオイや、体臭を強くする原因にもなるわけですね。

結局のところ、年齢と大きな関係がありますし、さらにはホルモンバランスにも影響を受けるという事になります。

年齢という要素だけが脇汗に影響を与えているわけではありませんが、年齢による体内環境の変化によって脇汗が受ける影響は大きいですよね。

特に、汗の量や脇汗のニオイなどは、多くの人が抱える深刻な悩みにもなっているほどです。

年齢的な要因による脇汗は、皆が通る道です。

賢く対策を講じてうまく付き合いたいものですね。

『思春期の汗』VS『更年期の汗』年齢によって脇汗はどう違う?

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思春期の汗の特徴
特徴は・・・
  • 皮脂が多く含まれている
  • 汗がベタベタしやすい

小さな子供は、大汗や脇汗をかいても臭いが強烈になることは少ないものです。

しかし思春期を迎える中学生から高校生ぐらいの年齢になると、男性ホルモンや女性ホルモンが活発に分泌されるようになります。

その結果、脇汗のニオイが強くなりやすいですし、汗をかくのが脇だけではなくて全身になると、体臭がきつくなってしまうという悩みを持つ子が増えてきます。

思春期の年齢では、皮脂分泌が活発に行われています。

そのため、この年齢の脇汗には皮脂が多く含まれていてベタベタしやすいという特徴がありますね。

また、皮脂は酸化してニオイを発生させるので、思春期の脇汗を放置しておくと臭いがきつくなるという特徴もあります。

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更年期の汗の特徴
特徴は・・・
  • ミネラル成分とアンモニアが多く含まれている
  • 皮脂はあまり多くは含まれていない
  • アンモニア成分により酸っぱいニオイがする

更年期というと、女性の更年期が良く知られていますが、男性にもホルモンのバランスが崩れることによって起こる更年期は存在しています。

起こる症状は男性と女性とで異なるものの、脇汗がひどくなるという症状は男女どちらにもみられる症状の一つとなっています。

更年期の脇汗は、思春期の汗と比べると大きな違いがあります。

汗に含まれる成分を比較してみると、思春期の脇汗には皮脂が多く含まれているという特徴がありますが、更年期の脇汗には皮脂はそれほど多く含まれているわけではなく、ミネラル成分とかアンモニアなどが多く含まれています。

そのため、思春期の汗とは異なるニオイがしますし、アンモニアの成分によって酸っぱいニオイがしたり、脇汗がベタベタしたりといった傾向にあります。

年齢に関係なく脇汗を改善できる方法ってあるの?

年齢に関係なく改善

思春期でも更年期でも、どちらもホルモンバランスと脇汗が大きく関係していることが分かりますよね。

そのため、脇汗を制するためには、まずホルモンバランスを改善して正常な状態へと近づけてあげることが必要不可欠な対策となります。

具体的に何をすれば良いかという点ですが、ホルモンバランスを整えるためには運動をしてしっかりと健康な汗を出すという点があります。

全身の汗腺から汗を出してあげると、脇ばかりに汗が集中することがなくなります。

汗腺は、あまり使わないと衰えてしまって汗が出にくくなるという性質がありますから、普段あまり汗をかかない人が汗をかくと、脇汗として部分的に集中してしまうのです。

それを避けるためには、普段から汗を出す習慣をつけてあげることがおすすめです。

生活リズムや運動によって軽減できる!

おなじ脇汗でも、思春期と更年期とでは脇汗に含まれている成分やにおいの特徴が異なります。

どちらもホルモンバランスを整えることによって軽減できるので、普段から適度な運動をして汗をシッカリ出し切る工夫が必要ですね。

手術はどのぐらいの年齢で受けるの?年齢制限はあるのか?

手術の年齢制限

脇汗には様々な治療方法がありますが、その中にはメスを入れる手術という方法やボトックス注射など、時間をかけずに脇汗の悩みを解消できる方法などもあります。

メスを入れる手術の場合には、健康保険が適用される手術なので、年齢に関係なく脇汗の度合いがひどくてニオイなどもキツイ人なら、未成年でも対象となりますし、本人と保護者の同意があれば手術を受けることができます。

一方、美容クリニックなどで受けることができるボトックス注射の場合には、多くのクリニックで20歳以上の成人であることという条件が付いているため、未成年の場合には保護者の同意があっても受けることは難しいかもしれませんね。

手術の理想年齢は20代、その理由とは?

脇汗の悩みを抱えている人はたくさんいますし、その中には真剣に手術を受けることを検討している人もいるでしょう。

脇汗の手術を受ける年齢については、理想的なのは20代と言われています。

その理由をご説明しますね。

まず思春期を含めた10代では、ホルモン分泌が活発になるため、脇汗の量が増えたり臭いがきつくなります。

大人になる前に手術ですっきりしたいと希望する人は多いのですが、10代での手術は実はおすすめではありません。

脇汗やニオイを作り出しているアポクリン腺が10代ではまだ成長段階にあり、今後増える可能性が高いからです。

そのため、10代で手術を受けて脇汗の原因となるアポクリン腺を全て除去できたとしても、成長に伴って新しくアポクリン腺が作られる可能性があるため、せっかく手術をしても再発して脇汗が再びひどくなる可能性があるのです。

そのため、メスを入れる手術においては、成長が止まった20代以降がおすすめなのです。

中高年でも手術はできるか知りたい

脇汗の手術は、20代でなければできないということはありません。

年齢に関係なく、誰でも脇汗が気になる人は受けることができます。

しかし年齢別に脇汗の量やニオイなどを考えると、男性は40代後半ぐらいから、女性でも50代に入ると更年期に突入することによって加齢臭が強くなりますし、脇汗にはアンモニアなどが含まれるようになるため、ニオイが強くなります。

20代からずっと脇汗の量やニオイで悩んできて、ようやく40代や50代になって手術を決意したけれど、手術を受けたのもつかの間、今度は別の理由で脇汗や体臭がきつくなってしまった、という事態が起こりかねません。

それではせっかく手術をしたのに、その効果を思う存分満喫できませんから、勿体ないですよね。

もしもこれまで脇汗のトラブルで悩んでいて、遅かれ早かれ手術を受けたいなと考えているのなら、20代や30代など早い年齢で受けるのが理想的と言えますね。

子供の場合には、成長が終わってから受けるのがベストです。

意外と知らないトラブル!脱毛後の脇汗が急増している理由とは・・

意外と知らないトラブル

普段のお手入れが面倒だからと脇の下のムダ毛を脱毛サロンやクリニックなどで永久脱毛している女性はたくさんいますし、男性でも、脇汗やニオイ対策として脇の下の脱毛をする人が増えていますよね。

永久脱毛をすると、ムダ毛が一切生えてこなくなるので、普段のお手入れが必要なくなるという大きなメリットがありますが、実はその裏には、脇汗というデメリットもあることはご存知でしょうか?

ムダ毛にだって生えている意味や役割があるんです

脇の下のムダ毛に限ったことではありませんが、毛穴から生えているムダ毛には、いろいろな役割や目的、意味があります。

その一つが、汗腺から分泌される汗を吸収してくれるという役割ですよね。

汗腺から分泌された汗や皮脂は、毛穴を通して体の表面に出てきますが、毛穴の中にはムダ毛があり、スポンジ的な役割をしています。

毛穴から出ようとする汗や皮脂を毛が吸収してくれるのです。

そのため、適度な量の汗や皮脂なら、毛穴のムダ毛がすべて吸収してくれるので、脇汗が流れ出て汗染みができるという事態を回避できます。

しかし、永久脱毛をしてしまうと、毛穴の中には汗や皮脂を吸収してくれる毛はなくなります。

そのため、汗腺から分泌された汗は、そのまま毛穴の中を素通りして肌の表面から出てしまうのです。

永久脱毛をしてからなんとなく脇汗が増えたような気がするという人は多いですし、永久脱衣毛の前には汗染みなんて作ったことがなかったのに、永久脱毛後にはいつも汗染みができるようになったという人もたくさんいますよね。

それらはすべて、永久脱毛によって毛がなくなってしまったことが原因ですね。

そうした場合の汗対策はどうしたら良い?

永久脱毛をすると、後から後悔してもそこに毛を戻すことはできません。

これは、どの年齢で永久脱毛をしても共通していることです。

そのため、もしも永久脱毛後に脇汗の悩みを抱えるようになったなら、適切な脇汗対策をすることをおすすめします。

例えば、脇汗の度合いがそれほど多くはなくて、たまに汗染みができるという程度なら、暑い時には制汗スプレーを使うとか、夏には汗パッドを使うなどの対策が良いのではないでしょうか。

また一方で、脇汗が大量に出るようになっていつも服に汗染みができてしまう人なら、ロールオンタイプやクリームタイプの制汗剤を使ったり、外出時にはしっかりと汗パッドを使ったり、また汗パッドが内蔵されているインナーを着用するという方法なども効果的ですね。

永久脱毛をすると、汗を吸収してくれる毛がなくなるため、脇汗がひどくなったと感じやすくなります。

毛を戻すことはできないので、制汗スプレーや汗パッドなどを上手く使いながら、脇汗対策をしてくださいね。

年齢に関係なくマネしたい!舞妓さんがやってる汗対策

舞妓がやってる対策

どんなに暑い時期でも美しい着物を身にまとって、真っ白におしろいをぬって街を歩く舞妓さんは、他人から見ればとても美しい風物詩と言っても過言ではありませんよね。

しかし、本人にとってはとても暑いだろうに、と考えたことはありませんか?

舞妓さんたちは夏でももちろん仕事をしています。

しかし、汗でメイクがダラダラ流れてしまった姿や、脇汗がひどくて着物に汗染みができてしまった姿を想像することはできませんよね?

それは、舞妓さんたちが独自の汗対策をしているからなのです。

舞妓さんの汗対策は、半側発汗と呼ばれるもので、体の一部を強く推すことで汗の分泌を止めるという方法です。

例えば舞妓さんなら、胸の上ぐらいをギュッと強く圧迫することによって顔や脇などの汗をセーブしているということですね。

この半側発汗という方法は、人体のメカニズムを上手く活用している方法なので、確かな効果が期待できます。

しかしデメリットもあるので知っておきましょう。

それは、部分的に汗を止めることはできても、その分他の部位から汗が噴き出してしまうという点です。

つまり、全身の汗をストップできるというわけではなくて、部分的に止める代わりに他の所から汗が大量に出てしまうということですね。

知っていれば実践できる!汗止め帯のメカニズムとは

舞妓さんが実際に使っている汗止め帯というものは、締めた部分から上は汗をかかないという優れものです。

胸の上あたりをギュッと圧迫するので、顔汗や脇汗をなくすことができます。

舞妓さん仕様でなくても一般人の私たちが普段使える汗止め帯などもありますし、基本的には見えないインナーとして使うことを想定されているので、ベージュで外の服に響きにくいデザインになっているものが多いですね。

汗対策商品が充実したセレクトショップもありますし、ネットショップなどでも見つけることができますよ。

購入価格も、2000円~3000円ぐらいで購入しやすいので、一度試してみてはいかがでしょうか。

慣れるまでは、ギュッと圧迫することによって苦しいなと感じたり、圧迫した部分にあせもができてしまうこともありますが、続けることで慣れていきたいものです。

脇汗対策の一つに、舞妓さんが実際に行っている半側発汗という方法があるのを説明しましたね。

これは、脇と胸の上の辺りを専用の帯でギュッと締め付けるという方法で、大きな効果が期待できます。

ただし、締め付けるので苦しくなったり、そこにあせもができたりするということもあるので注意してくださいね。