気になる脇汗の原因は体の中にある○○だった!?

今年の夏、本当に暑かったですね。

今年の夏の東京の平均最高気温を見ると、7月32.7度、8月32.5度……。

去年よりも7月は0,9度、8月はなんと2.1度も上がっています。

きっと地域によってはもっと気温変動があったところもありましたよね。

そんな中で、去年だいぶ流行したのが、携帯扇風機!顔まわりの汗の防止、メイク崩れ予防、熱中症予防のためには良かったですが、私達の悩みである脇汗用と感じなかった方も多かったかもしれません。

そんな中で、仕事や生活のどんなシーンでも梅雨から夏にかけて気になる脇汗の原因を考えてみましょう!

脇汗の原因といわれている1つが汗腺であること

原因の一つが汗腺

脇汗の原因の一つは汗腺です。

汗腺とは皮膚にある器官のことで、2種類あります。

一つが「エクリン腺」ともう一つが「アポクリン腺」です。

エクリン腺は全身に分布していて、体温を調整するために汗を体から分泌させる働きをする汗腺です。

エクリン腺から分泌される汗は臭いがない汗です。

そしてもう一方のアポクリン腺は本来フェロモンのように人を引きつける匂いを放つための汗腺で、その多くが脇の下に分布していて、そのほかにも陰部、耳の中、乳輪など限られたところにある汗腺です。

アポクリン腺から分泌される汗は白く色がついていて、汗の分泌物のなかには匂いの原因でもあるタンパク質や脂質、アンモニアがあります。

その分泌物と雑菌が混ざることで、臭いが発生し、「脇汗はくさい」と言われてしまいます。

もともと脇の下はただでさえ腕を上に動かさない限りは、空気が通りにくくて汗をかきやすいのに、それ以上に体の中でも汗腺が集中する場所だったために、汗を集中してかく場所だったのですね。

また全身運動した後にかいた汗はさらっとしていて、臭いがあまり残らないのに対して、脇汗が時間が経つとともにだんだんと臭いを発してくるのは、汗腺の違いからだったことがわかりますね。

汗はかきたくなくてもかいてしまうものです。

しかし、なぜ脇に集中して汗腺があるのか……と悲しくなってしまいますよね。

手を上げた瞬間、汗染みの目立つであろう服を間違って着てしまった日……。

そんな日にもできれば脇汗が他の人に見られるかも、ちょっと脇汗が臭っているかもというストレス無しで、毎日生活したいものです。

まだまだある脇汗の原因を調べて、その対策をしていくことで厳しい暑さが続く日々も爽やかに過ごす事ができるように備えましょう!

暑さにも脇汗にも脇汗の匂いにも負けないようにしましょう!

暑さだけじゃない!大量の脇汗はストレスの証拠?

汗はストレスの証拠

クーラーが効いている室内のはずなのに、脇、額から汗が出ている……。

そんな経験はありませんか?

もちろん室内で動いていると、クーラーの冷気だけでは涼しいと感じないこともありますね。

そんなに動いていないはずなのに、とめどなく流れる脇汗の原因は、あなたが密かに感じているストレスのせいかもしれません。

苦手な相手と話さなくてはいけない、この仕事を終わらせないといけない……など私たちの生活のなかで、誰でも感じる小さなストレスがあります。

それ以外にも毎日顔を合わせる仕事やアルバイト、学校での人間関係やその環境など、自分では変えることのできない状況も、長い期間にわたってストレスを与えかねませんよね。

そういったストレスによって、自律神経の交感神経が刺激されます。

この「交感神経」を経由して、脳が出した”体温が上がったぞ!”という指示を汗腺に送ります。

そうすることで、暑くもないのに脇汗が大量に出てしまうことがあります。

通常よりも体温が上がった時にかく汗を「温熱性発汗」というのに対して、ストレスや緊張によってかいてしまう汗を「精神性発汗」と言います。

「精神性発汗」でかく汗は、汗に乳酸など水分以外のものが混ざっているため、これらの物質が皮脂に影響して更にニオイの原因ともなります。

ストレスや緊張でかいてしまった汗がにおってしまって、「汗がにおってるかも……」という余計なストレスを更に生じさせるなんて、まさに負のスパイラルでしかないですよね。

ストレスで起こる脇汗を解消できないのかと言われれば、そうではありません。

ストレスや緊張が原因とわかれば、環境は変えられなくても対策はできます!

緊張によって刺激されるのが自律神経の交感神経であるとわかれば、その反対にリラックスしたり緊張をほぐす役割を担う「副交感神経」の働きを優位にすることが大切です。

突然の不安や緊張、常にさらされるストレスによって交感神経だけを刺激させるのではなく、自分のスイッチを切り替えられるリラックス方法を手に入れましょう。

職場で何かを飲んだり、ちょっとしたことをすることで自分のモードを切り替える事ができる!と感じられるものがありますか?

人によってはコーヒー、紅茶、ハーブティーかもしれません。

自分なりの方法を考えていましょう。

また一旦席を離れてストレッチをして筋肉の緊張をほぐすことも、スイッチを切り替え精神性発汗を抑えられるかもしれません。

緊張やストレスによって起こる脇汗も、小さな【スイッチ】の切り替えで対策していきましょう!

その脇汗はあなたの生活の乱れの証拠?!かもしれないお話し

  • 「今日も1日頑張ったし、なにか食べるもの買って帰ろうかな」
  • 「たまには外で食べて帰ってもいいよね」

という日が何日も続いていませんか?

確かに仕事や学校のスケジュールで毎日精一杯頑張った日にはなにかのご褒美=食べ物なんていうのが、とても嬉しいですしリフレッシュになります。

暑い日が続くと特に、自炊するのがなかなか面倒くさくなることも正直ありますね。

でも食習慣の乱れも暑い季節の大敵である脇汗の原因の一つなんです!

汗は汗腺である「エクリン腺」と「アポクリン腺」から出ますが、「エクリン腺」から出る汗は、一部塩など含まれているものの基本的にはニオイがありません。

しかし「アポクリン腺」から出る汗には、
  • タンパク質
  • 脂質
  • 糖質
  • アンモニアなど

が含まれています。

この「アポクリン腺」から分泌される汗の成分によってニオイが発生します。

脇汗が大量に出る場合、もちろんのことニオイも気になりますよね。

「アポクリン腺」から出る汗のニオイの原因がタンパク質や脂質、糖質なのであれば、体質改善つまり体中に水分を運ぶ血液に含まれる成分が汚ければ汚いほど、脇汗が臭いということになります。

どんな食べ物を避けることが必要なのでしょう。

「日本人の食の欧米化」とは以前からよく聞きますが、以前よりもコンビニのお弁当、ファストフードもヘルシーなものが増えてきたとはいえよく見かけるのは、肉類ですよね。

そして疲れているときにとても美味しそうに見えます。

肉類も良質なタンパク質を摂取するのに良いですが、脂身が多い部分は脇汗のニオイの原因となります。

また辛い食べ物で代謝を良くすることで、気持ちいい汗をかいているつもり……かもしれません。

しかし香辛料が多い食べ物はアポクリン腺を活発化させるだけでなく、食べ物の刺激によって自律神経の交感神経を刺激するので脇汗の原因になっているのです。

最後に手軽で良いと思ってしまうインスタント食品にもたくさんの脂肪分が入っています。

体内で消化しきれなかった脂質が皮脂の原因で、ニオイが発生する結果になります。

このように日頃何気なく食べているものが、ニオイのある脇汗の原因になっていると考えると、暑い季節に何をどうやって食べるかに気をつけられますね。

暑い時こそ、元気の出るようにお肉や辛いものを食べよう!と思いがちですが、仕事後やバイト後だからいいかと食べてしまって、その日以降の脇汗の原因と考えるとちょっとゾッとしますね。

バランスに気をつけて良い食事をとって、脇汗の嫌なニオイを避けて爽やかな夏にしましょう。

女性必見!脇汗のカギはホルモンバランス

カギはホルモンバランス

「男性ホルモン」「女性ホルモン」とよく耳にしますが、これらが私たちの体の中でどんな働きをしているのかを、はっきりとは把握するのはなかなか難しいものです。

女性であればより意識することも多いかもしれませんが、それでもホルモンバランスの乱れが脇汗と関係するとはあまり思い浮かばないかもしれません。

  • ホルモンバランスの乱れが脇汗の原因と言えるのがなぜなのでしょうか?
  • ホルモンバランスが乱れると、体のどこを刺激するでしょうか?

自律神経の交感神経を刺激してしまいます。

交感神経は脳からの指示を汗腺に伝えるので、交感神経が必要以上に刺激されてホルモンバランスが乱れると脇汗が多くなってしまうと言えます。

さらに「女性ホルモン」には汗を抑える作用があるため、女性ホルモンが減ってしまうと反対に男性ホルモンが優位になり、脇汗が増えてしまう原因になることが考えられます。

さらに男性ホルモンによって、ニオイの原因である皮脂が多く分泌されることによって、ニオイの原因にもなります。

ホルモンバランスを乱さないために出来る事はあるのでしょうか?

ストレスを感じると人間の自律神経が乱れるので、簡単なではありませんが、できるだけ緊張やストレスを感じないようにしましょう。

交感神経が優位にならないように、リラックスするときに働く副交感神経を優位に立たせるようにすることで、汗を必要以上に体が分泌しないようにできます。

また適度な睡眠もホルモンバランスを良い状態に保つのに欠かせません。

睡眠時間が一番乱れている原因はなにか考えてみてはいかがでしょうか。

一度自分の生活リズムを見直してみましょう
  • 寝る直前までスナック菓子や軽食を食べる習慣がありますか?
  • ベッドの中でスマホを見続けていませんか?

良質の睡眠ができる環境を作って、できるだけリラックスできる環境の中で、早めの睡眠を心がけましょう。

6時間以上の良質の睡眠をとるなら、自律神経が正しい働きをするのを助けられます。

そうすることでホルモンバランスを崩さず脇汗に悩まされることもありません。

脇汗の原因がホルモンバランスと考えると驚くかもしれませんが、正しい生活習慣を保つことで脇汗が少しでも楽になるということは朗報ですよね。

毎日些細なことかもしれませんがリラックスできる時間をとって良質の睡眠をとり、私たちを悩ませる脇汗を少しずつ改善していきましょう。

小さな生活習慣の改善が、脇汗の量を改善してくれるのです。

あなたは運動不足?体温調節が脇汗のカギ

運動不足と体温調節

暑い季節に少し歩けば、どんどんかいてしまう汗……。

その汗が気持ちいいと思えるのは、オフで思いっきり運動を楽しめるときだけかもしれません。

学校で職場で、ここぞ!というときには脇汗が服の下からにじみ出ているなんていうのは、悪夢のように感じますよね。

暑ければどんどん運動からは遠ざかってしまいますし、それ以前に毎日忙しすぎてジムに行って体を動かす時間を無理矢理でも取らない限りは、多くの人が慢性的な運動不足に悩まされているかもしれません。

その運動不足のせいで余計に脇汗を促進しているかもしれないのですが、運動不足と脇汗がなかなか結びつかないかもしれませんね。

運動をしなければ、汗をかかないはず!でもそれって間違っている

「運動をしていないんだから、汗をかかず良いのではないか?」と感じるかもしれません。

しかし人間には1日にかく汗の量があり、その分の汗は何をしていても分泌されます。

しかも運動不足となると汗腺も運動不足のような状態になり、分泌される汗が全身からではなく運動不足の中でもよく動かす上半身でのみ汗を分泌するようになります。

そうすることによって脇汗が活発に分泌されるのです。

これが運動不足が原因で引き起こされる脇汗です。

運動不足になると新陳代謝が落ちるので、脇汗もそんなにかかないだろうと考えるかもしれませんが、そうではないのです。

むしろ新陳代謝が落ちたときにかいた汗は、汗腺の機能の低下もありベトベトしています。

運動不足の人は汗を日常的にかかないため、たまにかく汗がアルカリ性が強くなり、アルカリ性が強い汗は菌が繁殖しやすくなりその菌が脇汗のニオイの原因となります。

またニオイの他の原因として、運動不足になのに急に運動した後に分泌される物質が関係しています。

運動した後に筋肉が疲れると、筋肉の中の疲労性物質である乳酸が作られます。

それが汗の中の成分であるアンモニアと結びつきます。

この2つが体外に出された汗が脇汗のニオイの原因となります。

運動不足をどのように解消すれば、脇汗とそのニオイから開放されるのでしょうか?

毎日激しくはなくても、ある一定程度の時間おこなえる有酸素運動をルーティーンにすることです。

ウォーィングや軽いジョギングなどできる時間を取りましょう。

毎日汗をかく習慣をつけるなら、汗自体がベトッとしたものではなくなりさらっとした汗をかけるよう汗腺をトレーニングできます。

体に老廃物を貯めないでおくなら、汗に老廃物が混ざることもなく脇汗のニオイも解消できるでしょう。

脇汗の原因をまとめてみると、大切なことは〇〇とわかる!

大切なことは・・

これまでいろいろな脇汗の原因を考えてみました
  • 暑さ
  • ストレス
  • 食生活の乱れ
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 運動不足

脇汗の原因のほんの一部かもしれませんが、私たち誰でもひとつは「これは私のことを言っている」と思うことがあったかもしれません。

毎日忙しいのを理由に運動を怠っていたり、または運動する機会が全くなくなってしまっていたりすることにすら気がついていないかもしれませんね。

「そう言えば昨日もコンビニで買ったものを食べたな……」と思われたかもしれません。

ストレス解消しようと暴飲暴食に走ってしまったら、逆に食生活が乱れてしまいますね。

脇汗を改善するためにすぐに有効!という解決策ではなく、むしろ長いスパンで考えて改善できる方法について考えてみましょう。

生活習慣を改善することが、悩ませる脇汗を改善することの一つのカギです。

生活習慣の改善と言っても何をどうやってどこから変えたらいいのか?と思いますよね。

まずは自分が今何をストレスに感じているかを考えてみましょう。

その状況を変えることはできないとしても、正しい方法ストレスを解消することはできます。

ストレスを溜めないことは無理でも、溜まってしまったストレスを発散することは可能です。

「もうこれ以上このことについて考えない」という「考えの切り替えスイッチ」と作るために、軽く負荷のかかる運動を取り入れるのはどうでしょうか?

脇汗の原因の一つの運動不足も同時に解消できますね。

音楽を聞きながらウォーキングしたり、ヨガをして発汗を促したりすることで汗をかく習慣をつけるなら、運動不足によって起こる脇汗の解消の一歩を踏み出せます。

ストレスが溜まったと感じたときにおこなえる最も身近な方法として、口角だけでも上げて笑顔を作ることができます。

口角を上げるだけでも、脳が幸せだと錯覚することで副交感神経が優位に働いて、リラックスすることができます。

また脂質の多いジャングフードを避けて、野菜や果物を積極的に取りましょう。

自炊が難しくて、外食や出来合いのものを買って食べることになったとしても、和食中心の物を選ぶようにしましょう。

適度な運動とバランスの取れた食事で生活習慣を改善するなら、適度な新陳代謝のアップによって爽やかな汗はかくものの、ストレスや運動不足などによるニオイのする脇汗からは改善されるでしょう。

「千里の道も一歩から」というように、ニオイのする脇汗を解消するにもまずはトライあるのみなので、生活習慣の改善に一緒に取り組んでみませんか?