足が臭いのは足汗が原因?今更だけど使える対処方法をまとめてみる

足が臭いのは足汗が原因

局所性多汗症の一種による病気の症状が足の汗や臭い

汗をかきやすい時期になると、靴やパンプスを履くことが苦痛になりませんか?

締め付けられる気分がするだけでなくて、靴下やストッキングとぴったり足の裏がくっついてしまっていることがわかります。

脇汗で服がピッタリついているのと同じような感覚ですね。

足汗にはどんな原因があるのでしょうか?

足だけに大量に汗をかいてしまう場合、多汗症を疑えるかもしれません。

足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)は、足の裏に多汗の症状が出ることです。

多汗症

多汗症とは自律神経のバランスが崩れることにより、汗の量をコントロールする交感神経が刺激され、自分の意図や環境に反して汗が大量に分泌されてしまう症状のことです。

それだけでなく薬の副作用や、基礎代謝が上がる病気によって起こる多汗症を「続発性多汗症」と言います。

汗がたくさん出てしまうだけで、多汗症だと断定してしまうこともできません。

多汗症にも全身のいろいろなところから汗が出てしまう「全身性多汗症」のほかに、体のある特定の部分から汗が異常に分泌される「局所性多汗症」があります。

「足蹠多汗症」は局所性多汗症の一種ですね。

また発汗と精神的なストレスや緊張も、大きな関係があると言われています。

精神的なストレス以外にも、季節や環境が変わること、生活習慣が乱れてしまっていることによっても体には負担がかかってしまい、知らずに溜まったストレスが脇汗や足汗の原因になって体に表れます。

気持ちの面ではストレスや緊張を感じていなくても、体が反応するということがあることがわかりますね。

また夏の季節でも仕事や学校で通気性の悪い靴をはかなくてはいけず、足が蒸れることによって足汗の原因になることがあります。

いつもサンダルを履ける環境にいる人のほうが少ないなかで、パンプスや革靴、スポーツシューズなどを履き続けると靴の中の温度は上がり続けます。

その温度を下げるために汗をかこうと体はするので、通気性が悪いと余計に悪循環になり発汗して、足汗になってしまいます。

夏だけに限らず、冬場でもブーツを履いても同じ現象が起こりますね。

参考サイト

https://www.cocokarafine.co.jp/f/dsf_howto201612012369
足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)の参考文献になります。

 

原因がわかったら諦めないで爽やかな足元を取り戻そう

多汗症、ストレス、足元の環境など足汗の原因を調べることができましたね。

脇汗と同じように体と心のバランス、そして足元の状態に気を使うことで、足にかく汗も足汗の臭いも対処できます。

「いつもかいてしまう汗」と諦めずに、オールシーズン爽やかな足元を目指して対策をしましょう。

靴を脱いだ瞬間が爽やかになるかならないかは、足汗対策をするかしないかの自分次第です!

かいてしまった足汗……その対処法を考えよう

脇汗のように見えないものの、何かの機会に靴を脱がなくてはいけなくなり、靴下やストッキングがしっとりしている……靴を脱いだ瞬間「むっ」臭う足汗の臭い……。

どうしたら足汗を止めたり、足汗からくる臭いをさけることができるでしょうか?

毎日できる対策について考えてみましょう。

まずは靴を同じものを履き続けていないかチェックしてみましょう

同じ靴を何日間も履いていませんか?

できれば2日以上は同じものを履かないようにしましょう。

靴を脱いだ後も風の通るところで保管できると良いですね。

靴箱に脱臭剤などを置いておくことも効果的なのでやってみてください。

また靴に中敷きを使用することも意外とおすすめ

値段やクッション性よりも、吸収や速乾性に優れたものを選ぶように心がけましょう。

靴と同じように中敷きも、毎日同じものを使用するのではなく交換をしましょう。

できるのであれば、オフィスや学校などの室内では足元の通気性が良くなるような、サンダルやスリッパに履き替えられることが理想的です。

足元に身につける靴下やストッキングにも気をつけましょう

綿の靴下は足汗の吸収性がよく消臭効果がありますが、汗を逃がすことはできません。

その点を踏まえて、他の天然繊維と作られている商品を選ぶことができます。

ストッキングにも消臭効果があると言われている商品がありますので、そういったものを購入してみてはいかがでしょうか。

また汗をかいてしまった場合、汗を拭いて靴の中で雑菌が繁殖することがないようにできます。

汗を拭くことで、雑菌が繁殖することによって臭いがより悪化してしまうことを防げます。

またもし外出先で靴を脱ぐことが想定できるのであれば、交換用のストッキングや靴下を持参できますね。

ひと手間かかって面倒にも感じますが、一番早く足汗と足汗の臭いを解決できる方法かもしれません。

また自分が予備の靴下やストッキングを持っていれば、「何かあっても交換できる」という安心感がありますね。

やなさん

脇汗では外出先で誰にも気づかれないように服を交換することは難しいですが、その点では足汗の対策の利点とも言えるかもしれません。

汗が出てしまうことを止めることはできませんが、かいてしまった足汗に対処することはできます。

履いた靴の管理や靴下・ストッキングの素材や種類に注意をして、足汗の臭いと蒸れに対応していきましょう。

できるだけ室内では通気性のよい履物を履きましょう。

外出先で靴を脱がなくてはいけない瞬間がきてほしくないと思わないように、足汗対策が大切です!

こんなのあったの?種類がいっぱい!足汗対策グッズ

やなさん

脇汗と同様に足汗の臭いや汗を抑えることに優れたグッズをちらほら見かけるようになりましたよね。。

多くの人が外出先で靴を脱げなかったり、脱いだ後の靴や足の臭いを気にしている証拠ですよ。

目には見えない部分だから対策をしなくてもいいと思わず、いつ靴を脱いでもいいように予め足汗対策をしましょう。

そうすれば靴を脱がなくていけない予想外の状況になっても安心ですね。

グッズを使って汗や臭いをコントロールしてみよう

では足汗の臭いと汗の量をコントロールするのに役立つグッツについて考えてみましょう。

まず靴の中に敷く中敷き(インソール)は、抗菌や消臭効果があるものを選びましょう。

1週間のうちに履く靴よりも多めに購入して、ローテーションしながら使用できるようにストックしておくならいつでも交換できて安心です。

また足汗の臭いのために消臭スプレーを携帯する・家に常備しておくこともできます。

Agデオ24 フットスプレーh

Agデオ24フットスプレーh
【Agデオ24 フットスプレーh】は無香料でバックに入れて持ち運びやすい携帯サイズもあります。

またパウダーが密着することでサラサラ感を保つことが期待できます。

Agデオ24 デオドラントフットクリーム

Agデオ24デオドラントフットクリーム
更に【Agデオ24 デオドラントフットクリーム】が今年から新登場し、足に直接塗るタイプの制汗剤も発売されています。

こちらにも汗の蒸れを防ぐパウダーが配合されているのと同時に、臭いを防ぐ成分のクロルヒドロキシアルミニウムが含まれています。

デオナチュレシリーズ

デオナチュレシリーズ
【デオナチュレ 足指サラサラクリーム】や【デオナチュレ ソフトストーン足指】など、脇汗の制汗スティックで有名なデオナチュレも、足汗対策のグッツを展開しています。

【男デオナチュレ 男足指サラサラクリーム】は男性用として発売されています。

男性女性問わず、お出かけ前にクリームを塗って制汗しておくことでも足汗の心配を防げますね。

足に直接塗ったり、足用のスプレーではなく靴を消臭して、履いた日以降の機会に備えることも大事です。

靴箱に入れる前に、シュッとスプレーするだけで足汗の臭いを防ぐことができます。

Dr.Scholl 消臭・抗菌靴スプレー

Dr.Scholl消臭・抗菌靴スプレー
【Dr.Scholl 消臭・抗菌靴スプレー】は372種類の細菌やカビに作用すると言われていて、雑菌の繁殖による臭いの対策には最適ですね。

家においておけるサイズから携帯できるコンパクトタイプまであるので、どこでも使用することが可能です。

会社や家のロッカーや靴箱に一つ置いておくと大変便利でしょう。

Dr. Schollでは靴用のスプレーだけでなくインソールや足用のスプレーも発売しています。

足汗の対策も脇汗と同じように、汗をかく前そしてかいてしまった後の対処とケアが大切です。

対策グッツを賢く使って頑固な足汗とその臭いに負けないようにしましょう。

自宅で簡単にできるフットケアで足汗の臭い対策

自宅でできるフットケア
足汗の臭いをグッツだけに頼って臭いをけすのではなく、自宅でできる足のケアもあったらいいのにと思いますよね。

脇汗も脇汗専用の石けんやボディーソープがあるように、足には足のケアの方法があります。

足汗の臭いを防ぐための、自宅でできる簡単なケア方法を探してみましょう。

足自体を清潔に保つためのおすすめの洗い方

まずは足自体を清潔に保つことです。

まずは足を浸すことのできるくらいのお湯を容器にためましょう。

お湯をためる

そこに足をつけます。

足を浸ける

泡立てた石けんで、足の指の間や爪の脇を丁寧に洗っていきます。

このときに足の指や爪の汚れに応じて、爪用のブラシを使って洗うこともできます。

爪ブラシで除去

爪と皮の部分にある汚れも、雑菌が繁殖して臭いの原因になるので取り除きましょう。

次に足全体を優しく洗っていきましょう。

最後にしっかりと泡を流します。

清潔なタオルで足についた水分を拭き取ったら完了です。

足の爪は手の爪よりも伸びる速度が遅いように感じて、爪を切るのを忘れてしまいがちです。

しかし足の爪の間に垢が詰まりやすいので、こまめに切ることを忘れないようにしましょう。

重曹を使った足湯が効果的なのでお試しあれ

また家でできるケアとして「重曹足湯」があります。

重曹というと掃除のときに使ったり、食用もあることはご存知かもしれません。

重曹は足の臭いの原因となる成分を中和してくれるので、足湯をすることによって消臭してくれることが期待できます。

足が浸るくらいの容器を用意し、お湯を張って15gほどの重曹を入れます。

重曹足湯

20分から30分程度を目安に足湯をしてみましょう。

もし肌にピリピリしたような感触があったら中止しましょう。

足湯をしよう

重曹は食用を購入して使用することをおすすめします。

また足に傷やひび割れ等があるときは、足湯を控えましょう。

アロマオイルを足して、リラックスすながら足湯を楽しむこともできます。

簡単にできる消臭効果の高いミョウバンのスプレー

消臭効果があるミョウバン(やきみょうばん)を使用して、自作のスプレーで臭いを解消する方法があります。

ミョウバンってなに

そもそもミョウバンとは「無水硫酸カリウムアルミニウム」のことで、アク抜きに使われたりするものでスーパーで購入可能です。

ミョウバンと水を1対30の割合になるように混ぜます。

空のスプレーボトルが150mlようであればミョウバンは5gで足ります。

よく混ぜてから一晩置き、ミョウバンが溶け切っていることを確認したら完成です。

ミョウバン水を足にスプレーすることで、消臭効果が期待できます。

ミョウバンは酸性ですので、アルカリ性のアンモニア臭などを中和する効果が期待できます。

自宅でできるケアも様々ですが、消臭殺菌の効果をうたう高価な商品を買って見る前に一度試してみることもできますね。

参考サイト

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00012010-001
ミョウバンの効果・効能について

 

汗と臭いに負けない!汗をかく前とかいた後のケア方法

前と後のケア方法

やなさん

脇汗や足汗について考えてきましたが、汗をかく前の予防・汗をかいてしまった後のケアのどちらもすることで汗と臭いに対処できることがわかってもらえたでしょうか。

1
足の状態チェック

足汗が気になる場合、まずは足元の状態をチェックしましょう。

仕事や学校での都合上、通気性の悪い靴を履くかもしれませんが、毎日同じ靴を履いていませんか?

毎日別の靴をはくことが理想的ですが、できれば2日~3日に一度は靴を交換して外出しましょう。

靴が傷まないのももちろん、毎日同じ靴だけ蒸れてしまい臭いがこもることを防げますね。

靴のインナーソールを使用することも検討してみてはいかがでしょうか。

もしインナーソールの消臭効果が薄れたかな?と感じたら交換できるように、ストックを用意しておくこともできます。

2
脱いだ靴には消臭スプレー

脱いだ靴にはスプレーをする習慣がありますか?

せっかくですので次に履くときまでに、スプレーをして今日ついてしまった足汗に臭いをとってしまいましょう。

また靴下やストッキングを脱いだ後に、足を清潔にすることで臭いをさらに防止できます。

3
足の爪は大丈夫?

忘れがちな足の爪のチェックもしましょう。

知らないうちに爪が伸びて垢が……なんてことがないように注意できます。

4
足用の制汗クリームを塗ろう

外出前に足に足専用の制汗クリームを使用することもできます。

清潔な足に塗って、足汗を予防しましょう。

4
携帯スプレーや予備の靴下・ストッキング

また足汗をかいてしまっても、携帯用の足汗用のスプレーを使用できます。

もし汗の量が気にな場合は靴下やストッキングの予備を準備しておきましょう。

思わぬ瞬間に靴をぬぐことになっても、交換することができれば臭いや汗のベタベタを必要以上に心配することがありませんね。

4
リラックスしてストレスを解消

お休みの日や週末には足湯で普段はできないスペシャルケアをしてあげましょう。

少し時間はかかりますが、ゆっくりと音楽を聞いたりネットサーフィンをしながらでもゆったり足湯を楽しめますね。

家やリラックスできる空間では、なるべく足を通気性の良い状態に保ちましょう。

毎日の生活で不安や緊張・ストレスがない人はきっと誰もいませんが、そのせいで脇汗や足汗を増やしたくはありませんね。

汗のせいで余計な心配を増やしたいとは思いません。

事前のケアと汗をかいてしまった後のフォロー、そして特別なケアでできるだけ汗でのストレスを減らしましょう。

クーラーの中にいすぎることで汗をかいたり、汗が引いたりを繰り返すことで臭いがわからなくても、エチケットとして臭いのケアをする習慣をつけるなら、いざというときにも汗と汗の臭いに困らず対処できますね。

こっそりと汗対策グッツを忍ばせ、蒸し暑い時期も気持ちよく乗り切りましょう。