自分や他人のニオイをどう感じる?生活への影響も辛い
私たちの身の回りには、いろいろなニオイが存在します。
ニオイという字を書くとき、あえて、ひらがなの「におい」にする方法があります。
また、漢字で書くときに「匂い」と「臭い」を使い分けることはよくある話です。
前者からはよいイメージ、後者からは悪いイメージを連想することが少なくないですよね。
その一つ、よいニオイを感じたときは思わず口にしたくなります。
たとえば、友人宅を訪れたとき、玄関やリビングからよい香りが漂ってくると、褒める人も多いのではないでしょうか。
一方、不快なニオイに接した場合、口にすべきかどうか迷ってしまいます。
もし、強いニオイにストレスを抱いていても、それを相手に指摘すると友好関係にヒビが入ってしまうかもしれません。
これは、生活空間などのニオイだけでなく、ワキガなどの体臭にも通じる話です。
デリケートな問題だけに、こちらの言動によっては相手に辛い思いをさせてしまう恐れがあります。
そのため、よほど親しい間柄でも慎重に対処することが大切。
ニオイに対する感じ方は、個々によって異なることも少なくありません。
自分と近しい人のニオイには好意的でも、苦手な人のニオイは受け入れがたい人もいるでしょう。
また、ニオイに対して「快」「不快」を感じても、それらは「好き」「嫌い」とは必ずしも一致しないといった結果もあるくらいです。
もちろん、ニオイの強度なども関係してきます。
対象となるニオイに嫌な思い出がある人が同じようなニオイに接した場合、そのときのシーンを思いだすかもしれません。
また、自分や家族のニオイには慣れていても、他人のニオイに慣れるまで時間が掛かる可能性についても知っておきたいところです。
ニオイに対する捉え方は人それぞれ違う
このように、ニオイに対する捉え方は人それぞれです。
そのため、生活面に及ぼす影響や辛い思いをする大きさはケースバイケースです。
他人のニオイが気にならない人もいるでしょう。
もし、ニオイが気になっても、面と向かってニオイを指摘するのは勇気がいることです。
強いニオイを感じても、あまり親しくない人や、会う機会が少ない人の場合は、伝えないほうが無難かもしれません。
もちろん、自分のニオイにも細心の注意を払わなければなりません。
相手に不快な思いをさせないのはいうまでもなく、自分の生活の質を高める意味でも、自分が発するニオイにも気遣いましょう。
もし、自分のニオイを気にするあまり、人との関わりに積極的になれない場合は、ニオイの原因をしっかり把握して向き合うことが大切です。
ワキガによるニオイが辛いと気になる人も同じではないでしょうか。
辛い女性は意外と多い!生活のなかでできる対処方法にも注目
自分や他人が発するニオイが気になる人は少なくないようです。
なかには、日常生活への支障が避けられないニオイもあるでしょう。
しかし、相手が辛い思いをすることを考慮して、伝えるべきかどうか迷うのはよくある話です。
また、ニオイに関する話題はデリケートな部分だけに、情報共有する場合は相手との信頼関係が大きな鍵を握るのではないでしょうか。
もちろん、自分一人で悩むのはよくありません。
日常生活への不安を和らげるためにも、客観的なデータを参考にするのも一案です。
ここでは、女性を対象に実施された、ニオイに関する興味深いアンケート結果を紹介していきます。
自分のニオイが気になった経験を持つ女性が約9割いることがわかりました。
さらに、他人のニオイに対しては、ほぼ全員の女性が気にしている様子が見て取れます。
この結果からは、自分のニオイが気になるけれど、他人のニオイに関しても敏感と言えるようです。

極端な表現ですが、自分に厳しい人が少なくないけれど、他人に対してはもっと厳しい人が多いのかもしれません。
どのようなニオイが気になるのかも知っておきたいところです。
自分のニオイのなかで最も気になるものとして「ワキ」を挙げた人が3割、以降「足」「口臭」「体臭」などと続きます。
一方、他人のニオイに関するデータでは「体臭」と答えた人が約半数、「口臭」「ワキ」「香水」などの順になっています。
「体臭」は文字通り「体の臭い」ですが、実際、加齢臭や疲労臭などいろいろな種類があるようです。
他人が発するニオイの原因がわかりにくいため、「体臭」と答えた人がいるのかもしれません。
ちなみに、自分のニオイとしてデリケートゾーンを挙げた人が少数ながら存在する点にも注目です。
生活面に支障をきたす懸念とは
ニオイがきついと生活面に支障をきたすことが懸念されます。
ニオイで辛い思いをしないためには、
- 制汗剤などを使ってニオイの原因を断つ
- 制汗剤などでニオイを抑える
といった方法があるようです。
ニオイがきつい料理は、食べるタイミングに注意するのもよいでしょう。
一方、他人のニオイが気になったとき、どのように伝えればよいのか迷うところです。
食べ物のニオイを理由にして、やんわり伝えるのも一案です。
一方、自分のパートナーや家族など、近しい人には正直に伝えたほうが親切かもしれません。
ちなみに、他人のニオイが気になりながらも、本人に伝えたことが「ない」人が約8割存在します。
伝え方によっては相手が辛い気持ちになるため、どのような方法がベストなのか難しい問題と言えるでしょう。
日常生活で気になる辛い脇汗!ワキガの可能性があるかも
自分の体から不快なニオイを感じたとき、人付き合いに積極的になりにくいなど、生活面に生じてくる影響が見逃せません。
また、他人と接したとき、その人のニオイが受け入れられない場合もありますが、面と向かって指摘しにくいのではないでしょうか。
もちろん、パートナーなど身近な人の場合は、教えてあげたほうがよいこともあります。
しかし、その場合でも、相手が辛い気持ちにならないように配慮することが大切です。
アンケート結果からはニオイに敏感な女性が多いことがわかりました。
しかも、自分のニオイには約9割、他人のニオイはほぼ全員が気にする点も見逃せません。
このような背景もあり、日常生活を営むためにニオイ対策は避けられないと言っても過言ではないでしょう。
さらに、気になるニオイの箇所にも注目されます。
自分が発するニオイのトップは「ワキ」ですが、こちらは他人が発するニオイの三番目に位置しています。
また、自分のニオイで「その他」と答えた人のなかには、汗のニオイも含まれているようです。
ちなみに、体内の汗は「汗腺」を通って体外に排出されます。
汗腺には「エクリン汗腺」(エクリン腺)と「アポクリン汗腺」(アポクリン腺)があり、前者は全身に分布、後者は脇の下など限られた箇所に分布しています。
知らない人のために少しだけおさらい
汗の種類にも違いがあります。
さらっとした汗で、無色透明という点に大きな特徴がみられます。
ネバネバしたもので、黄色っぽくみえる点が特徴です。
アポクリン汗腺からの汗がネバネバするのは、皮脂腺と同じ毛穴から分泌される為だということも知っておきましょう。
同じ箇所から排出されるため、タンパク質や脂質が含まれるのも納得がいくことかもしれません。
ただし、アポクリン汗腺からの汗に関しては、排出されたときはほぼ無臭なのに、皮膚に常在する細菌の働きでニオイが発生するとの説も存在します。
脇汗など、アポクリン汗腺から排出される汗にはニオイが発生するため、それがワキガの可能性もでてきます。

ワキガは「腋臭症」(えきしゅうしょう)とも呼ばれ、脇汗のニオイが強いことが大きな特徴で、医学的にも判断された病気です。
もちろん、脇汗のニオイを気にする度合いには個人差があります。
もし、日常生活に大きな支障をきたすほど辛い場合は…
しかるべき検査をしたうえで適切な治療をすることが大切です。
また、辛い症状を軽減して生活の質を向上させるためには、制汗剤などで対処することも今すぐできるのでおすすめです。
快適な生活のためにも汗の役割や種類を知っておこう
体内でつくられた汗は「汗腺」を通じて体外に排出されます。
また、汗腺には、全身に分泌する「エクリン汗腺」(エクリン腺)と、脇下などに分泌する「アポクリン汗腺」(アポクリン腺)があることもわかりました。
前者は、さらっとした汗ですが、後者には粘り気がありニオイが気になることも少なくありません。
そのため、人付き合いに積極的になれないなど、生活面になんらかの影響が出ることが懸念されます。
また、脇の下などのニオイに悩み、人知れず辛い思いをしている人もいるかもしれません。
多汗症といって、発汗量が多い症状で悩んでる人もいます。
もし、なんらかの病気が原因で発汗量が多い場合は、病気を治すことが最優先になります。
このような事情もあり、汗が出るのを迷惑に感じる人も少なからず存在します。
汗が出ると、こまめに拭き取るなどの対策が欠かせません。
しかし、汗は体にとって大事なもの、体内の熱を汗として排出することで、体温調節ができるのです。
汗は外気や室温に反応してつくられるほか、運動による発汗も重要です。
適度な発汗により、体温の上昇を防いでいるのです。
もちろん、多汗症のように必要以上の汗が出る場合は、対策が必要ですが病気の有無を把握するためにも、医療機関の受診をおすすめします。
汗の種類とストレスとの関係
汗の種類についても把握しておきましょう。
先述した外気などに反応する汗は「温熱性発汗」と言われるものです。
また、強いストレスを感じたときなどに生じる「精神的発汗」というものも存在します。
こちらは、手のひらや足の裏で確認できる場合が多いです。
さらに、刺激物を摂取したときに頭や顔などから噴き出す「味覚性発汗」もあります。
- 温熱性発汗
- 精神的発汗
- 味覚性発汗
ちなみに、これら3種類の汗はエクリン汗腺から分泌されるものです。
一方、アポクリン汗腺から排出される汗には精神的緊張が関係しますが、体温調整には関与しないことが大きな特徴です。
また、汗には「よい汗」と「悪い汗」とが存在します。
運動したときに感じる心地よい汗は、文字通り「よい汗」です。
一方、過度の緊張状態のときにかくのは「悪い汗」で、汗の量によっては生活面に支障をきたす場合もでてきます。
もちろん、汗そのものが悪いわけではありません。
しかし、生活していくうえで不快なニオイなどで辛い思いをしないためにも、原因としっかり向き合うことが大切です。
ワキガで悩む人も例外ではないのです。
ワキガの症状がある人の6割は多汗症を持っているとも言われています。
辛いワキガの症状を改善するためには、多汗症も含めた治療が必要なことも考えておきましょう。
ワキガなのかなぁ?!セルフチェックの活用で辛い生活を変えよう
ニオイに敏感な人が少なくありません。
ワキガの場合も同じだと言えるでしょう。
しかし、自分のニオイには慣れているので、まわりの人から教えてもらわないと気づかない人も結構多いです。
もちろん、ニオイに対して神経質になる、いわゆる自己臭症(自己臭恐怖症)の存在も把握しておきたいところです。
ニオイがあると辛いですが、あまり気にしすぎると日常生活にも支障をきたしてしまいます。
ワキガが気になる人は医療機関を受診することで、辛い思いの軽減に役立ちます。
その場合、ワキガ治療に実績をもつ、信頼できる医療機関を選ぶことが大事なポイントです。
医療機関のなかには、サイト内に「ワキガセルフチェック」を掲載しているところもあるので、受診前にチェックしてはいかがでしょうか。
チェック項目は簡単にできるものばかりです。
ワキガで悩み、日常生活で辛い思いをしないためにも、ぜひともセルフチェックをおすすめします。
まずは耳垢の状態をチェック
まずは「耳垢の状態」です。
ワキガの原因にもなるアポクリン汗腺(アポクリン腺)は、脇の下や耳穴など、限られた部位に存在することが大きな特徴です。
そのため、耳垢が柔らかく、湿っている場合は、ワキガの可能性が高くなるのです。
ちなみに、アポクリン汗腺からの汗には、タンパク質や脂質、アンモニアなどが含まれることも知っておきましょう。
衣類の黄ばみがないかもチェック
次にチェックしたいのは「衣類の脇の下部分にできる黄ばみ」です。
こちらもアポクリン汗腺から排出される成分が関係しています。
もちろん、衣類に黄ばみができてもワキガとは限りません。
しかし、ワキガ独特の嫌なニオイがする、洗濯をしても黄ばみが落ちない場合は、注意が必要です。
遺伝も疑った方がいい
「ワキガと遺伝との関係」も見逃せません。
両親や兄弟姉妹に先述した2つの項目が当てはまる場合は、ワキガの可能性を考えましょう。
アポクリン汗腺の数などは両親から受け継ぎやすい、いわゆる顕性遺伝です。
https://www.bio.ac.jp/archives/15726
顕性遺伝のわかりやすい参考記事になります。
両親のどちらかがワキガの場合よりは、二人ともワキガの場合のほうが受け継ぎやすくなります。
ほかにも、
- 脇汗をかきやすい
- 肉や乳製品を食べる機会が多い
など、日常生活に密着したチェック項目があります。
また、毛深いかどうかは、ワキガを見極める目安として見逃せません。
体毛の多さとアポクリン汗腺の多さが比例すると考えられるからです。
毛根に汗や皮脂などが付着して細菌が増殖すると、ニオイが強くなる原因にもなります。
ちなみに、女性はワキの毛が太いだけでなく、1つの毛穴から2本生えるなどが大きな特徴です。
一方、男性の場合は、細くてワキ毛の生える範囲が広いなどの特徴が見られます。
ニオイで生活が辛い人必見!ワキガのセルフチェックからわかるもの
私たちのまわりには、いろいろなニオイが存在します。
炊飯や洗濯など、日常生活から発するニオイは身近な存在です。
また、自分や家族など、体から排出されるニオイも少なくありません。
ただし、ニオイをどう感じるかは人それぞれです。
慣れないニオイに抵抗を持つだけでなく、不快なニオイを受け入れることも少なくないからです。
それだけに、ニオイを客観的に判断する必要もでてきます。
ワキガの存在も例外ではありません。
ニオイを指摘されて辛い思いをしないためにも、ワキガのセルフチェックをしてはいかがでしょうか。
セルフチェック項目のなかでも
- 耳垢の状態
- 衣類の脇の下部分にできる黄ばみ
- ワキガと遺伝との関係
は代表的存在です。
また、
- 脇汗をかきやすい
- ワキ毛の特徴
(女性は1つの毛穴から2本以上生える、男性は細くて生える範囲が広い)
などの項目にも注意を払いましょう。
これら、2つ(先述した「耳垢の状態」などと「脇汗をかきやすい」など)の結果を組み合わせることで、ワキガの強さを把握する目安にもなります。
- 軽度
ワキガの強さが「軽度」の場合、ふだんより発汗量が多いときにニオイを感じることがあります。
- 中度
「中度」になると、親しい人に指摘されることや、衣類の脇の下部分が黄ばむことがでてきます。
- 重度
さらに「重度」になると、ニオイを指摘されることや、1m以上離れていてもニオイがすることもあるのです。
重度の場合は、自分ではニオイに気付かないことも大きな特徴です。
そのため、人から言われて辛い思いをするだけでなく、人との付き合いに積極的になれないなど、生活の質を下げる結果にもなりかねません。
ワキガの悩みを軽減して、充実した日常を取り戻すためには、医療機関の受診を検討すべきかと思います。
そのためには、自分がどのような状態にあるのかを冷静に判断する必要がでてきますし、生活に大きな支障をきたす場合は手術が望まれます。
しかし、症状が軽度の場合は、制汗剤などで対応することもすすめられ、
- こまめに汗を拭く
- 体を清潔に保つ
などの日ごろからの心掛けが必要なことは言うまでもないでしょう。
陰部周辺にみられるスソワキガの存在も見逃せません。
こちらのセルフチェック項目には「ワキガ」と共通する点も多いため、参考にしてみて下さい。
また、ワキガと多汗症との関係にも注目されます。
脇汗や多汗症もセルフチェックにより把握することが可能です。
スソワキガや多汗症なども含め、ワキガの悩みが大きくて辛い場合は、医療機関に相談する方法があります。
その前に、制汗剤などの使用も考えてはいかがでしょうか。
ワキガは生活面でも心配!辛い症状の対処方法も知っておこう
生活空間には様々なニオイが存在しますが、それをどう捉えるのかは人それぞれです。
自分のニオイが気になるだけでなく、他人のニオイに違和感を持つ人も少なくありません。
しかも、ニオイの感じ方には相手との関係が反映することも考えられます。
それだけに、パートナーや家族のニオイに不快感を抱いたときは、教えてあげることも親切ではないでしょうか。
気になるニオイの一つとして「ワキガ」の存在が挙げられます。
ワキガには「アポクリン汗腺」(アポクリン腺)と密接な関係があります。
アポクリン汗腺から排出される汗は、ネバネバしたもので、皮脂やタンパク質などを含んでいて、そこに皮膚に常在する細菌の働きが加わってワキガを発症するのです。
ワキガのニオイを表現するのは難しいですが、「濡れた雑巾のようなニオイ」と言えばイメージしやすいかもしれません。
不快なニオイを抑えるには、脇汗を抑えて常に清潔にするしかありません。
また、脇汗が衣服に付着してニオイを発するため、こまめに着替えることも大切です。
不快なニオイがあると他人に不快な思いをさせるのはよくある話。
さらに、相手の反応で辛い思いをしたり、生活に支障をきたしたりする場合もでてきます。
一度でも辛い経験をすると、そのときの状況がフラッシュバックされるため、これまでの生活スタイルが持続できなくなるかもしれません。
ワキガかどうか心配な人は、これを機に適切な対処方法を知っておきましょう。
そのためには、医療機関を受診するのも選択肢の一つです。
ただし、客観的な判断により治療の必要性がない場合もでてきます。
一般的な対処方法
治療方法の一つとして、抗コリン剤や抗不安剤などの服用が知られています。
それらは、医師の指示に従って正しく服用する必要があります。
もし、このような方法で対処できない場合は、手術を行うのもよいかもしれません。
具体的には、皮膚切除術をはじめ、いろいろな方法があります。
もちろん、手術に際しては、納得できるまで説明を受けることが大切です。
なお、ワキガの対処方法として制汗剤などの使用が挙げられますが、基本的には軽度の場合に使われるものです。
また、ドラッグストアで入手できることが大きなメリットと言えるでしょう。
汗を抑えることでニオイによる辛い思いを軽減でき、生活の質向上にも役立ちます。
なお、制汗剤の特徴として、毛穴に作用して発汗を抑える、汗を吸収するなどが挙げられます。
また、デオドラント作用が期待できるタイプも少なくありません。
制汗剤にはシートタイプをはじめ、クリーム、ロールオンなどもあるので、自分の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
ケアは根気も必要!日常生活のなかで簡単な方法から始めよう
体のニオイが気になる人や、汗の多さに悩む人は少なくありません。
そのなかには、ワキガの可能性がある人もいるでしょう。
ワキガを治療するかどうかはもちろん、どのような方法を取り入れるのかは、本人の意思を尊重することが大切です。
ニオイで辛い思いをしたり、生活の質を落としたりしないためにも、気になる症状としっかり向き合いましょう。
ワキガの原因として「アポクリン汗腺」(アポクリン腺)の働きが挙げられます。
また、脇の下は締まった状態のことが多く、蒸れやすいだけでなく、常在菌が活発になりがちです。
その結果、アポクリン汗腺が刺激を受け、ニオイが発生することも少なくないのです。
嫌なニオイを軽減するためには、脇の下を常に清潔に保つ必要があります。
汗をかきやすい暑い季節はもちろん、厚着になりがちな寒い季節にも注意が必要です。
レーザー脱毛が効果があるって本当?
脇の下を清潔にするためにレーザー脱毛をするのも一案です。
レーザーを毛根に照射することで、アポクリン汗腺の働きを抑えることも期待されます。
脱毛を実感できるまでは時間がかかりますが、湿気が溜まりにくくなるといったメリットもあります。
ただ、

脱毛で効果があった人がいるのも事実だし、効果が無かった人がいるのも事実です。
ですが根治療法ではない事は間違いありません。
やはり、ワキガを治すには専門的な治療が必要なのは言うまでもないでしょう。
食生活で改善する!はウソ?!
ワキガが気になる人は、食生活を見直すことも大切です。
アポクリン汗腺からの分泌物には、ニオイの原因になる脂肪成分も含まれています。
その分泌を軽減するためには、肉や乳製品などを控えるようにしましょう。
ニオイのきつい食べ物を口にする場合、曜日にも注意が必要かもしれません。

食事だけでニオイが低減するのは理論上ありえますが、改善したり治ったりすることは絶対にありません。
そのような情報で誤解をしないように。
また、適度な運動によって、気持ちのよい汗をかくことも期待できます。
さらに、ストレスを溜め込みやすい人は、気分転換方法を見つけたいところです。
これらは、辛いワキガに対処するだけでなく、生活の質を高めるためにも大事なポイントと言えるでしょう。
結局は根治療法を選択するかどうかの二択しかない
ワキガの対処方法を決めるときは、自分に合った方法を選ぶ必要があります。
簡単にできるのはもちろん、経済的な負担にならないかどうかも重要です。
また、辛い症状が消えるのを期待するだけではなく、気になる症状と根気よく向き合うことも必要ではないでしょうか。
それらを踏まえたうえで、ハードルが低くて取り組みやすい方法を選ぶことが大切です。
このような理由もあり、ワキガのニオイを抑えるためには、制汗剤などの使用が理想と言えるでしょう。
いろいろなタイプの制汗剤があるので、配合成分はもちろん、使用方法を確かめたうえで有効活用してはいかがでしょうか。