汗がとまらない!ひどい症状は病気と考えるべきでしょうか?

汗がとまらないのは病気?

多いから病気ではなく日常生活にどのくらい支障があるかが重要

脇汗は体温が上がったときや緊張したときなどにかきますが、多少量が多かったとしても病気とまでは言えません。

「太っているから…」とか「辛いものが好きだから…」などと、汗をかく原因をほかの理由にすり替えてしまうこともあるでしょう。

しかし、ワキの下の汗が気になって仕事や勉強などに支障が出ている場合は、クリニックを受診したほうがいい場合があります。

クリニックを受診して正常な状態だと診断されれば、それだけでも安心できるのではないでしょうか?

腋窩多汗症という病気について知ってますか

腋窩(えきか)とは、ワキの下のことを指します。

腋窩多汗症と診断されるのは、半年以上局所的な発汗が続いており、日常生活に支障が出ている場合です。

腋窩多汗症の治療方法には、汗の出る場所に塗り薬をぬったり、飲み薬をのむ方法があります。

ほかに、ボトックス注射を打つ方法なども有効とされています。

原発性腋窩多汗症 続発性多汗症
特別な理由がないのに脇汗をかく場合 病気や薬が原因で汗をかく場合

特別な理由がないのに脇汗をかく場合を「原発性腋窩多汗症」と言い、病気や薬が原因で汗をかく場合を「続発性多汗症」と言います。

参考サイト

【参考文献】http://waki-ase.jp/about/
ワキの多汗症について詳しく解説が書いてあります。

病気が原因による多汗の症状とは

汗をかく以外に胸がドキドキするとか、息苦しさなどの症状が出ている場合は、原因となる病気を治さなければ汗を止められないこともあります。

続発性多汗症の場合は、内分泌系の疾患によるものなど思わぬ病気が隠れていることがありますから、「ワキの下の汗が気になる…」などと他人の目を気にしている場合ではないかもしれませんね。

また、普段飲んでいるお薬の副作用で発汗していることもあります。

このような場合も、自然に汗をかいているわけではありません。

多汗症の治療は、皮膚科や形成外科などで行われています。

治療先を選ぶ際に、皮膚科に行くか形成外科に行くかで選択肢が分かれます。

ご自宅の近くに皮膚科しかない場合や形成外科に行くしかないこともありそうですが、できるだけ皮膚科に行きましょう。

形成外科が悪いという意味ではありませんが、形成外科通いは美容目的となってしまい、病気と診断されない可能性があります。

やなさん

病気と診断されなければ健康保険が使えませんから、結果としては病気認定されたほうがいいということになります。

なかには、病気と診断されたくないからイメージの良い形成外科を選択するという場合もあるでしょう。

形成外科には、「プチ整形」のような軽いイメージでボトックス注射を宣伝しているところがあります。

手軽に利用できそうな印象ですが、脇汗治療の一種ということを忘れないようにしてください。

もしかしたらワキガ!?脇汗とニオイの関係

もしかしたらワキガ

脇汗というとワキガを連想する方もいらっしゃるかもしれませんが、脇汗とワキガは別の種類の症状です。

全身には、汗を出す「エクリン腺」と「アポクリン腺」という二大汗腺があり、脇汗はエクリン腺と関係がありますが、ワキガはアポクリン腺から分泌される汗です。

エクリン腺から分泌される汗の99%は水分なので、ほとんどニオイがありません。

ワキガの場合はアポクリン腺から分泌されており、皮脂やアンモニアなどがまじることでにおいます。

とはいっても、ワキの下という限られた場所なのでワキガと混同されてしまうこともあるため、多汗症とは対処法が異なります。

多汗症とワキガの共通点

まず、多汗症とワキガの共通点ですが、どちらも汗が関係しているということでニオイの原因となります。

汗自体にニオイはなくても、衣類にしみついた汗がにおっている場合もあるようです。

制汗スプレーと汗のニオイがまじり合って、より強力なニオイとなることも珍しいものではありません。

汗を気にする人は、制汗スプレーやデオドラント用品などを好む傾向があります。

汗のニオイを防ぐには、汗をかかずにすむ工夫と汗をかいたらそのまま放置しておかないことが、重要なポイントです。

ワキの下にかく汗は、手の平にかく汗などに比べて目立ちにくい場所にあることから、開き直ってしまってもいいのではないでしょうか。

「周囲の人に迷惑をかけているのではないか…」などと気にしてしまうとそれがストレスになり、ますます汗が出るということです。

気持ちを強く持って常に涼しい場所に移動すること、汗をかきそうな服に汗パッドを取り付けたり、汗をかいたらすぐに着替えるようにするだけで汗のニオイを防ぐことができます。

やなさん

「これだけ努力しているんだから、あとは気にしてもしょうがない!」と気持ちをラクにすると、汗が出ても気にならなくなるものです。

脇汗とワキガの治療の違い

脇汗とワキガが違う症状ということまではわかりましたが、人により治療内容に違いが見られます。

人によってそれほどニオイがないにもかかわらず、深く悩んで診療内科を訪れることもあるようです。

それぞれの患者さんが、どの程度までの治療を望むかによって治療方法を選ぶことができます。

手術をして完全にニオイをなくしたいと思う人がいれば、汗が止まればそれで良しとする人もいます。

薬を飲むだけで汗が止まることもありますから、できるだけ治療後のダメージの少ない方法を選択することをおすすめします。

あなたの汗の量はどれぐらい?脇汗をセルフチェック!

汗の量はどのくらい?

どれぐらい汗をかけば異常というレベルに入るのかは、とてもわかりにくいものです。

脇汗については、自分でチェックすることもできます。

あなたがワキの下に汗をかく頻度はどれぐらいでしょうか?

チェックの目安として、以下の項目を参考にしてください。

  1. 脇汗がひどく、一日に何度も制汗剤を塗り直す
  2. 汗をふくためのタオルが手放せない
  3. 汗のニオイが気になる
  4. ワキ汗パッドが手放せない
  5. 汗じみが服についていないかが気になる
  6. 緊張したときにドッと汗が出る
  7. 冬でも大量に汗をかく
  8. 周囲の目が気になり、仕事や勉強に集中できない
  9. 脇汗がひどくて頻繁に洋服や下着を着替えなければいけない
  10. 洋服に脇の下の汗じみがつくから、すぐに買い換えるようになる

汗の量が多いなぁってと思ったら・・・

何ミリ以上汗をかけば「多汗症」といった基準のようなものはありませんが、皮膚科に行くとカウンセリングで汗のレベルについて教えてもらえます。

その人がかく汗の量に合わせて治療方法を選べますから、汗の量が少ない場合は使用する制汗スプレーを変えただけで汗が止まることがあります。

大量に汗をかく人で手術が必要になるケースもありますが。

そんなこともありますから、できるだけ入院できる設備の整っている大きなクリニックを選びましょう。

精神的にイライラする場合は

汗の量の多さに加えニオイまでひどかったりすれば、精神的にイライラすることが増えるかもしれません。

実は、多汗症のレベルと本人がどう感じるかは、イライラの程度と関係しています。

耐えられない汗の量というのは、人それぞれ違っています。

汗の量が人より少なくても仕事や学業などに支障が出ていれば、脇汗治療の対象になります。

まわりの人に「それぐらいの汗で病院に行くことない」と言われたとしても、クリニックを受診することで気持ちが落ち着くならカウンセリングを受けてみたほうがよいでしょう。

経済的にお金がかかる

多汗症は精神的な面でイライラするばかりでなく、汗をかきすぎて買ったばかりの洋服が着られなくなったり、下着に汗じみがついて捨てなければいけなくなったりと何かとお金がかかります。

経済的な面でマイナスなことも少なくありません。

実害もあることを考えれば、「これぐらいの汗で…」などと言えないものです。

手術をすることを考えればお金が必要になり、クリニックを受診することがためらわれることもあるでしょう。

しかし、クレジットカードの利用や分割を組んだり、健康保険が使える場合もありますから、いろいろな面を含めカウンセリングをお受けになることをおすすめします。

汗っかきの人の心がけ!脇汗に関する気の持ち方

汗っかきの人の心がけ

多汗症のような病気で死ぬほど悩んでいる人に対して、「気にするな!」と言うのは無神経に聞こえるかもしれません。

しかし、気にすればするほど緊張が高まるほどに汗が出てしまう…という病気です。

ある程度は開き直ることも必要ではないでしょうか?

また、周囲の人に多汗症であることを話していない人も多いように思います。

すべての人に話すことはありませんが、一部の人に理解していただいたほうがよいでしょう。

過度に気にしない!

多汗症であることを気にして診療内科を受診する人の中で、本当に治療が必要な人は10%にも満たないと言います。

汗の量が多いにしても大部分の人は気にしすぎか、軽い治療で汗をおさえることができています。

それより診療内科を受診すること自体をためらったり、誰にも相談できず一人でもんもんと悩んでいる人の姿が見られます。

他人より少し汗の量が多い程度に考え気にしないようにすることでストレスなく、精神的にラクに過ごせるようになるでしょう。

いっそタンクトップのようなものを着ていたほうが通気性が良く、発汗しやすいかもしれません。

汗を隠すために洋服を着込むというのは、逆効果のように思えます。

もう少し肩の力を抜くことで、症状が改善される可能性があります。

まわりの人にカミングアウトしておく

体臭というデリケートな問題のせいか、汗をかきやすい体質であることを周囲の人に話さない人が多いようです。

やなさん

汗の量が多いって、そんなに隠しておかなければいけないことなのでしょうか?

体臭にしても個人差があり、ほかの人も程度の差こそあれ、気にしている人は多いものです。

もし、あなたのまわりに体臭のひどい人がいたとして、相談されたらなんとか力になってあげたいと思いませんか?

ニオイは自分では気づけないものですし、まわりの人だって傷つけるような指摘をあえてしたりはしないでしょう。

汗に関する話題すら出されるのはイヤ、放っておいてほしいという気持ちもわからないわけではありませんが、カミングアウトしてしまったほうがラクかもしれません。

あなたが汗をかいて困っていることがわかれば、涼しい席に代わってくれたり、着替える時間をもらうこともできるでしょう。

悩みを相談していないばかりに、「休憩時間にいつもどこへ行って、何をしているんだろう!?」などと不審に思われることがあるかもしれません。

余計な詮索をされないよう周囲に十分な説明を行い、日頃からまわりに理解者を作っておくことをおすすめします。

多汗症って遺伝するの!?親子は体質が似ていたりするものなんです

多汗症って遺伝する

脇汗で悩んでいることを誰にも相談できず、ひとりで抱え込んでしまっているということはないでしょうか!?

汗をかく原因がわからない「原発性多汗症」という病気は、家族から遺伝することもあると言います。

ハッキリ遺伝とまではいえなくても家族で汗っかきの体質が似ていたり、同じような食事をしていることで共通の悩みを抱えていることがあります。

家族には年齢差がありますから、今は悩んでいなくても、親が若いときに多汗症で悩んでいたということもありえます。

あなたが悩んでいることがわかれば、ご家族のどなたかに力になってもらえるのではないでしょうか?

悩みを聞いてもらう

同じ子どもでも、女の子の場合と男の子の場合では、女性のほうがニオイに敏感であるケースが多いです。

思春期の息子を持つ親は、多少息子が汗くさかろうと部屋が汚かろうと、さほど気にならないかもしれません。

親としては子どもに相談されなければ、本人が脇汗の問題で死ぬほど悩んでいるなどとは考えないでしょう。

とくに自分のニオイというのは、自分自身ではわかりにくいものです。

他人は一緒に働いている同僚をクサイと言いにくかったりしますから、身内がハッキリ伝えてあげないと一生気づけないままということもありえます。

子どもが「俺、汗くさいかな!?」と一言聞けば、親はどれぐらいにおうのか答えてくれるでしょう。

一緒に病院に行ってもらう

親や兄弟に多汗症で悩んでいることを相談すれば、一緒に病院に行ってもらうことも可能です。

多汗症には健康保険証が使える場合もありますから、子どもが持っていない場合は親の保険証を使うこともできるでしょう。

親がついていれば医師の診断を子どもと聞き、医師を中心になんらかの解決策を考えることもできるはずです。

いい歳をした大人が親と一緒に診察を受けるというのはどうかと思う人もいるかもしれませんが、子どもが一人だけで診断を受けるよりずっと対処しやすいものです。

経済的に心強い!

多汗症を治療するには、ボトックス注射を打つなどそれなりにお金がかかります。

症状が重くてワキの下の手術でもすることになれば、数十万円単位の費用が必要になります。

ご両親が一緒であれば、クレジットカードを使ったり、分割ローンを組むなどの方法も考えつくのではないでしょうか?

お金が足りないために手術を受けられないということもありますから、経済的な面からしても親と一緒にクリニックを受診することをおすすめします。

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