脇汗って減らさなきゃならないの?
暑い時期になると気になるのが脇汗ですよね。
私は汗かきじゃないから、という人も多いかと思いますが、意外とこの脇汗は自分で気づかないうちに周りを不快な気分にさせていることがあります。
しかも、脇汗が多いと、衣類のシミになったり、生地の変色になったりしてしまうことも。
さらに、脇汗が多くなるのは、暑い時期だけに限ったことではありません。
普段からのお手入れがされていないと、いろいろなトラブルの原因になりやすいですから、脇汗を減らすということがとっても大切になるのです。
ただし、やみくもに脇汗を減らす方法を探しても、なぜ脇汗が多いのか、原因が分かっていなければ一時的に減らすことはできても、根本的な解決にはなりません。
そして、脇汗をかくときの仕組みも知っておくと、いろいろな対策を立てるときにも有効です。
ですからここでは、なぜ脇汗をかくのか?ということを考えてみましょう。
汗とニオイってどっちを優先して対策すべき?
私たちの体には、体温を調整するために汗腺があり、汗をかくことで体温が上がりすぎるのを防いでいます。
汗腺は脇の下や額、手足などに密集しており、運動などで上がった体温を、汗をかいて下げているのです。
犬には汗腺がないので、暑いときに舌を出してハアハアしているのは、体温調節をしているといわれていますよね。
人間は、汗腺のおかげで自然に体温調節ができているといってもいいのです。
また、汗は運動だけでなく緊張しているときにもかいています。
精神的なストレスを感じると、汗が分泌されるのです。
人前で何か発言しなければならないという場面で、冷や汗をかいたという経験はありませんか?
それも精神的な動揺が汗の分泌を促しているのです。
脇の下というのは、体の中で汗腺の数がかなり多い場所だってご存じですか?

体温を脇の下で測るのは、体温調節がされている部分だからですよね。

それなら脇汗は体温調節のために分泌されているのだから、減らす必要はないし仕方ないよね。

その通り、必要だから分泌されているんです。

それに、必要に応じて汗が分泌されているのを、減らしてしまうのはいけないんじゃないの?
ですが、必要以上に脇汗をかく場合には、多汗症という病気が絡んでいる可能性もあります。

汗をかくことは大切ですが、それが正常な量なのかどうか判断することも大切です。
- 衣類の脇に汗じみができやすい
- 汗のにおいが気になる
- とにかく汗の量が多い
これらのような日常生活に支障がでている状況となると、何らかの対策を講じなければなりません。
脇汗が気になって減らすというときには、その原因に沿った方法を考えましょう。
ワキガ対策に効果があった商品を紹介するよ
有効成分から製品の効果を考える
私は市販の制汗剤などの有効成分などを見ながらから購入した2種類を組み合わせて使用したりして試したりする事があります。
組み合わせの使用方法は推奨やおすすめはしてません。
有効成分などの一覧表を作ったので是非、参考までにみてもらいたい。
自分が持っている、使っている制汗剤がどのような効果があるのかを知っておくことでどういう場面で役に立つのかがわかってきます。
また、一般的に制汗剤の有効成分は2種類以上入っていることがほとんどです。
つまり組み合わせることでお互いの弱点を補っていたり、強い所をより強固にしたりしながら商品化されているというわけですね。

これらが市販で購入できる一般的な制汗剤・デオドラントの有効成分に使われているものです。
即効性 | 持続性 | 制汗効果 | 消臭効果 | |
---|---|---|---|---|
塩化アルミニウム | ||||
ミョウバン | ||||
クロルヒドロキシアルミニウム | ||||
塩化ベンザルコニウム | ||||
銀含有ゼオライト | ||||
フェノールスルホン酸亜鉛 |
収れん剤と吸着剤のそれぞれの特徴
制汗剤には収れん剤としての役割と吸着剤としての役割をもつ物が分類されます。
こうした役割を組み合わせることでしっかりと抑制することができるようになるし、1日に数回使用することで効果が得られるはずなのに1日に1回しか使ってないなどの間違った使い方を改善することができます。
収れん剤 | 吸着剤 | |
---|---|---|
効果が持続する | 良い点 | 即効性がある |
即効性がない | 悪い点 | 効果が持続しない(何度も塗布が必要) |
https://www.sccj-ifscc.com/library/glossary_detail/773
日本化粧品技術者会(SCCJ)のサイトに詳しく説明があります。
脇汗をほうっておくとどうなる?なぜ減らすことが必要?
私たちの体は、運動や精神的な緊張などで汗をかきます。
汗腺から汗が分泌されることで体温調整がなされているのですが、脇汗もその役割を果たしています。
ですから、脇汗は分泌されて当たり前で、その量が多くてもそれは個人差だからと思うのも理解できます。
ただし、脇汗の過剰な分泌は、日常生活に支障をきたすこともあるので、そういうときは減らす方法を考えたほうが無難ですね。
まず、脇汗の分泌がどの程度あるのかを把握してみましょう。
分泌過剰な脇汗を放っておくと何がいけないのか、またどうして減らすのが重要なのかも合わせて考えていきましょう。
- 一日の中で常に脇の下の汗が気になる
- タオルなどを持ち歩いて都度汗を拭きとる必要がある
- 衣類の脇の部分に汗じみができてしまう
- 家族や身近な人から汗のにおいを指摘されることが多い
などのことが当てはまると、やはりそのまま脇汗を放っておくわけにはいかないかもしれませんね。
特に、衣類の脇の部分に汗じみができてしまう場合には、そのままにしておくとニオイの原因になります。
しかも、色の薄い衣類の場合には、汗じみが黄色くなって落ちないこともあります。
お気に入りの衣類の脇の下に黄色い汗じみができてしまうとショックですよね。
シミに気づいたときには、洗濯をしても落ちない可能性もありますから、脇汗の多い人は、普段から衣類の汗じみに気を付けていましょう。
そして、特に運動をしているわけではないのに、いつも脇汗が気になる、タオルで拭き取っているというのも、そのままにしておくのは避けたほうが無難です。
中には着替えを持ち歩いていないと汗が気になって何もできないという人も、やはり脇汗の過剰分泌といえるでしょう。

汗のニオイというのは、自分ではなかなか気づきずらいんですよねぇ。
家族などの親しい間柄の人に、脇汗のにおいを指摘された場合には、周りの人に不快な思いをさせている可能性が高いので、何らかの対策が必要といえるでしょう。

自分以外の人の体臭というのは、不快な場合にものすごく気になるものですが反対に本人は何も感じていないことがほとんど。
脇汗のにおいは、テレビCMではありませんが不快指数がかなり高いので、やはり脇汗は減らすべきだといえます。
脇汗が多い人の中には、病気が絡んでいるケースもあります。
脇汗が多い人すべてに病気が関係しているとはいいませんが、汗を減らす努力や知恵は、自分のためにもなるので、工夫していただきたいですね。
脇汗を減らしたい!あまりに多いと病気を疑え
脇汗をかく、これはあたりまえのことですよね。
体を動かせば汗はかくものですし、脇の下には汗腺が密集していますよね。
体温を脇の下で測ることからもわかるように、脇汗は体温調整をしてくれる役割を持っているのですから、量が少ないよりは多いほうがそれだけ体温調節がこまめになされている証拠ではないかという意見もわかります。
ですが、過剰な脇汗の分泌はやはり正常ではない可能性があります。
- 脇汗が多くて何度も着替えをする
- 常にタオルが手放せずふき取っている
- 衣類のわきの汗じみが気になる
といった場合には、もしかしたら病気が絡んでいるかもしれないのです。
脇の下の汗が過剰に多いと、腋窩多汗症という病気が考えられます。
多汗症は文字通り汗が多すぎる病気で、汗腺が密集している脇の下や額、手のひらや足の裏などの汗が過剰に分泌されてしまう病気なのです。
腋窩多汗症とは、脇の下の汗が異常に分泌されている症状を指します。
参考サイト:http://waki-ase.jp/about/
ただ汗を多くかく病気なら、減らすことが必要!と神経質にならなくてもと思うかもしれませんが、多汗症はそのままにしておくと、汗が気になりすぎて人前に出られなくなってしまう可能性があります。
考えれば考えるほど、状況が悪くなってしまうストレス
汗じみや臭いが気になって、周りに不快な思いをさせているのではないか、そう思えば思うほど精神的ストレスがかかり汗の分泌が盛んになり、また汗の量が多くなるという悪循環に陥ってしまうのです。
汗を減らすことに一生懸命になればなるほど、余計に汗が出てしまう。
精神的なストレスは本当に厄介です。
それが進むと、脇汗が気になるあまり夜も眠れず、集中力がなくなるというケースも少なくありません。
つまり、脇汗が多いと、結果として健康な生活が送れなくなってしまうわけですね。
そこで、脇汗が多いと悩んでいる人は、減らす対策を考えましょう。
そのひとつの手段として受診があるのです。
腋窩多汗症の場合には、やはり治療が必要になります。
専門家に生活の中で気を配る点などをアドバイスしてもらい、汗を減らしていけば、悩みも解消するのではないでしょうか。
また、脇汗のにおいが気になる場合には、多汗症というよりは、ワキガかもしれませんし、それは汗腺自体の治療が必要になります。
いずれにしても、最終的な判断としては、日常生活に支障が出るくらいの脇汗をかいているかということになります。
なんとなく最近脇汗が多くなってきたような気がするという場合にはそのままにせず、早めに専門家に相談することをおすすめします。
減らすための対策として制汗剤は有効?正しい使い方は?
私たちの体は、汗をかくことで体温調整を行っています。
脇の下には汗腺が密集しており、気温や体温の上昇は、汗腺から汗を出すことで上がりすぎないようになっているのです。
ですから、汗をたくさんかくことはいけないわけではありません。
ただ、脇汗はどうしても気になりますよね。
- 周りに不快な思いをさせているのではないか
- ニオイがしているかもしれない
など、脇汗が多い人ほど敏感になりがちです。
そこで有効なのが制汗剤。
脇汗の分泌を抑えて、においも防いでくれるというアイテムとして人気があります。
また市販されているので、すぐに手に取って買うことができますし、クリームやジェル、スプレーなど、タイプも豊富にそろっているので便利です。
手軽に脇汗を減らすことができる心強い味方ともいえるでしょう。
ただし、この制汗剤は、使い方を守らないとかえって逆効果になることも忘れてはいけません。
ここでは正しい制汗剤の使い方をお話しして、脇汗を少しでも減らすお手伝いができればうれしいです。
制汗剤やデオドラントの使い方は大切だよ
制汗剤のイメージとしては、脇の下にシューっと吹き付けるスプレータイプのデオドラントが浮かぶかもしれませんが、実はデオドラントと制汗剤は別物なのです。
デオドラントは、汗のにおいを抑える働きがあり、制汗剤には汗を抑える働きがあります。
デオドラント | 制汗剤 |
---|---|
汗のニオイを抑える働き | 汗を抑える働き |
似たような感じがしますが実は全く違うものなのです。
脇汗の量が多くて悩んでいる人には制汗剤が適しているといえますね。
制汗剤を使うときには、必ず脇の下を清潔にすることをお忘れなく。
デオドラントを使うときも同じことが言えますが、清潔な肌に使ってこそ、制汗剤の力が発揮されます。
制汗剤のタイプは主にクリームやジェルが多く、塗った後はしっかりと乾かしてから衣類を身につけるのが基本です。
スプレー式の制汗剤は手軽に使えて便利なのですが、密着力が弱いので、長い時間作用することができません。
脇汗が多い人にはあまり向かないかもしれませんし、減らす効果を実感することは少ないかもしれません。
また、制汗剤は汗の出口をふさぐことになるので、汗が濃くなる可能性も指摘されています。
制汗剤を多用すると、脇の下の肌トラブルになることも多いので、デオドラントと制汗剤は頻度も考える必要があります。
制汗剤を使ってもなかなか脇汗が減らないという場合には、そのまま制汗剤だけに頼らず、専門家に相談するのが無難です。
脇汗が多いという症状は、根本的な治療が必要な場合も考えられるので、自分勝手な判断は極力避けたほうがよさそうですね。
有効な方法は?使えるアイテムを紹介
脇汗が多くて困っている、そういう悩みを抱えている人は意外と多いものです。
脇汗は汗じみや臭いの原因になりますし、周りに不快な思いをさせているのではと心配にもなりますよね。
多汗症などの病気が絡んでいれば受診するという方法もあるのですが、まずは自分で脇汗対策をしてみましょう。
商品名 | パッケージ | 汗対策 | ニオイ対策 | おすすめ度 | 詳細ページ |
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デトランスα | ![]() |
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デオエースEXプラス | ![]() |
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エージーデオ24 | ![]() |
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ギャツビー | ![]() |
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デオナチュレ | ![]() |
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クリアネオ | ![]() |
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ディーアジカ | ![]() |
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NOANDE | ![]() |
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リフレア | ![]() |
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デオラボ | ![]() |
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Banニオイブロック | ![]() |
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自分でできることってあるの?
最近では脇汗対策のアイテムが増えてきていますから、いくつか紹介しますね。
- ふき取り専用シート
脇汗は、分泌されたらできるだけ早くふき取るのがポイント。
かといってごしごしふき取ってしまうと、脇の下の肌は敏感ですから肌荒れの原因になります。
そこで、ふき取り用の柔らかなタオルを使うと肌への負担か少なくて済みます。
脇汗を素早く減らすという点では一番有効な手段かもしれません。
最近では脇汗のふき取り専用シートがありますから、使ってみることをおすすめします。
やなさん香りの付いているものもありますが、無香料の方が私は好きでおすすめかな。
汗が出たらコレが一番効果が高いニオイ対策だと思う。
すっきり拭き取れると好評ですし、バッグに入れて持ち歩ことができるので、どこにいても脇汗対策ができるので便利です。
- 制汗剤やデオドラント剤
次に制汗剤やデオドラント剤も脇汗対策には有効。
制汗剤は汗を抑えてくれる働きがあるので、体を動かす前に使っておくと脇汗を減らすことができます。
デオドラント剤は、脇汗のにおい対策に用いられますが、最近では汗を抑える働きも兼ねている商品も出ています。
一つで脇汗対策をしたい場合にはそういった商品を探してみるといいですね。
- 汗取りパット・シート
また、衣類の脇の部分の汗じみ予防には、汗取りパットなどもおすすめです。
汗じみができやすい部分にシートを張り付けておくと、脇汗を吸い取ってくれるので、お気に入りの洋服には欠かせないアイテムともいえます。
ただし、もったいないからといって、ずっと衣類に貼り付けておくと新たなにおいの原因になってしまいますし、生地を傷める可能性も出てきます。
使い捨て用の汗取りシートは、耐久性はありませんし、何度も使えるような作りになっていませんから、その都度きちんと交換しましょうね。
規則正しい生活と適度な運動
このようないろいろなアイテムを工夫することで脇汗は減らすことが可能ですが、実は大きな原因が生活習慣の乱れであるということも捨てきれません。
まず規則正しい生活を送り、適度な運動をすることが大前提ではないでしょうか。
特に食事では、脇汗のにおいにも関係してきますから、脇汗の量だけでなくにおいも気になる場合には、食生活の見直しもやってみるといいですね。