ニオイの原因がわかれば防げるんじゃないの?

「運動した時に全身から出る汗と、脇から出る汗はなぜニオイが違うんだろう……。」
「特に暑くもないのに、ニオイのある脇汗が出てくるのはどうして?」
と感じたことが一度はあるはずです。
電車やバスで腕を上げた瞬間、脇にまず自分の視線が行きませんか?
オフィスや学校でふとした瞬間に脇からつーっと汗が滴って、腕をあげるのをためらう瞬間がありませんか?
ムッとした外の風といっしょに脇汗のニオイが気になることもあるかもしれません。脇汗の臭いがそもそもにおうのはなぜなのか?考えてきましょう。
人間の体から汗を出す「汗腺」には「エクリン腺」と「アポクリン腺」という二種類があります。
「エクリン腺」から出る汗は、体温調節のために全身から出されるさらっとした無臭の汗です。
対照的に「アポクリン腺」から出る汗はタンパク質や脂質、糖質が含まれているため、「アポクリン腺」から出た汗は臭いが発生しやすいと言えます。
何らかの理由でアポクリン腺の数が多かったり大きかったりする場合、アポクリン腺が出す汗の量が多く臭いが強いことがあります。
その症状は「ワキガ」として知られています。
脇汗が多い=ワキガということではないので、セルフチェックをしてみることで自分はどうかチェックすることもできます。
- 家族にワキガ体質の人がいるか?
- 耳垢はどちらかというと湿っているか?
- 食習慣が肉中心か?
- 脇汗によって服に黄色い汗ジミができるか?
- 毛深いほうか?
- 全身から汗をかくような機会が多いほうか少ないほうか?
これらのポイントをチェックしてみて当てはまったとしても、ワキガとは決めつけず対策できるところはしてみましょう。
例えば、食生活が肉中心となると、汗の中に流れ出すタンパク質が多くなります。
それなら食生活を改善することで、脇汗の臭いニオイを防止することができます。
もしほとんど当てはまってしまったという場合でも、何もできないわけではありません。
美容皮膚科や専門医を受診して対応することができます。
脇汗がただただ臭いものではなく、「なぜ臭いがするのか?」ということをしっかり理解することが大切です。
原因が分かれば、対策もできますね。
自分では気づかないニオイも、他に人から言われる前に対策をしたいものです。
- 汗をそもそも抑えるために予防したい派
- 汗をかいてから対応する派
に分かれることがあります。
いずれにせよ「ニオイ」を解決するため、自分にあった方法を見つけて暑い夏を乗り切りましょう!
汗はかいてしまうものですが、それを極力抑えるかそしてニオイを放置しないで爽やかに過ごせるかは対策次第です。
脇汗が臭わないようにする三つのポイント
脇汗の臭いを抑えるためには、脇汗をかいてしまってからどうするかが重要ですよね。
もちろん外出中はトイレを見つけて入るのが難しいものですし、いつもプライベートな洗面所や更衣室が近くにあるわけでもありません。
それでもチャンスがあったら、まずしなくてはいけない脇汗の「臭い対策」について考えてみましょう。
- 洗う方法
まずは臭いが気になる脇を、洗う時点から気をつけてみるのがどうでしょうか?
最近では脇の臭いを防止することに優れた石鹸なども販売されています。
選ぶポイントとして殺菌・消臭効果があるかどうかをチェックすることも大切です
。また肌の乾燥もニオイの原因となるので、保湿力があるものを選ぶことができます。
また敏感肌の方は、肌に優しいかどうかも忘れずチェックしましょう。
通販商品ですと一個あたりのお値段が2000円近くからスタートするようですので、ドラッグストアに売っているものよりもお値段が高いです。
コストパフォーマンスが良いかどうかを考えてから購入するなら後悔がないかもしれませんね。
- 着る服の素材
脇汗の臭いを防止する点で気をつけたい他のポイントとして、着る服の素材があります。
梅雨になったり、雨の日が多かったりすると洗濯物が乾きにくくなります。
そうなると乾きやすい・シワになりにくい素材を選びがちですよね。
しかし、化学繊維であるポリエステルやナイロン、ポリウレタン、アクリルなどは綿や麻、シルクなどの天然繊維と比べて臭いが残りやすいものです。
できるだけ天然繊維が入った衣類を着ることによって、脇汗の臭いを防げます。
天然繊維とは- 綿(コットン)
- 麻(リネン)
- 絹(シルク)
- 羊(ウール)
- こまめに拭き取る
最後のポイントとして、かいてしまった汗をこまめに拭くことです。
臭いを別のニオイでごまかす前に、まずこまめに汗を拭き取りましょう。
脇汗をかくとニオイのもととなる雑菌が繁殖し、それが増殖することによってさらに独特のニオイを発します。
脇汗をかいてしまったとわかったらできるだけ早い段階で、トイレや更衣室で拭いてあげることが大切です。
汗を拭き取るシートは爽快感とともに、サラサラ感を重視してパウダーを配合しているものも多くありますので、ニオイのもとを拭き取りつつリラックスかつ爽快な気分になれます。
以上の脇汗をかく前に臭いを防止するアイディアについて考えました。
石鹸やボディーソープ、私たちが切る服、こまめに汗を拭き取ることで、脇汗独特の臭いから解放されるように対策していきましょう。
ゆっくりと自分にあった脇汗の臭い対策を見つけて、ストレスから解き放たれましょう。
脇汗が臭ってしまったら……今すぐやるべき対策
脇汗がもしも他の人にも臭ってしまっている……と感じたら、本当にその場から逃げ出したくなりますよね。
しかしかいてしまったら汗がひくまで待つ以外何もできないわけではありません!
たくさんの対策グッツが私たちの周りにはたくさんあるじゃないですか。
ドラッグストアだけではなく、コンビニ、駅、空港など、今の時代であればどこでも手に入るものがたくさんあります。
種類が少なかったとしても、携帯できる制汗・消臭効果のあるアイテムは購入できますね。
ぜひそれらを携帯するようにしましょう。
どんなものを買って携帯することが具体的に便利でしょうか?
「汗ふきシート」は汗を抑える効果は期待できなくても、かいてしまった汗を拭き取り、臭いを消すことができる商品です。
汗を体から拭き取ることで、脇汗とともに増殖していた菌を一気に拭き取り、きれいにすることができます。
汗を拭き取るなら何でもいいというわけではありません。
携帯用のウェットティッシュなどで拭き取るのではなく、汗を取ることを目的としているシートで拭き取ることをおすすめします。
汗ふきシートは消臭効果を期待して作られていますが、ウェットティッシュには消臭効果が期待できないからです。
「ギャッツビーデオドラントボディーペーパー」は男性女性限らず、使用感やその効果から愛用している人が多いようです。
- イソプロピルメチルフェノール
- パラフェノールスルホン酸亜鉛
という成分が入っているのは市販品では珍しく、消臭効果が期待できます。
ただしアルコールが入っているので、敏感肌でアルコールには弱いという方にはおすすめできません。
こちらフェイシャルペーパーもありますので、脇汗のみならず顔も気になるという方はこちらも併用できますね。
「ビオレさらさらパウダーシート」は夏前になるとよくテレビのコマーシャルでも見かけますね。
36枚入りのボックスタイプとボックスの詰替え用があります。
さらに10枚入りの携帯タイプも販売しているため、家で使用する用と外出先でポーチに携帯用に、使用場所を分けて購入することもできます。
香りも様々ですので、その日の気分やシュチュエーションに合わせて脇汗の臭い対策ができます。
様々な商品を使用して、かいてしまった汗の臭い対策ができます。
その中でも、自分の状況と自分の肌質にあった対策をしていきましょう。
これがいいと聞いたから!と言ってまずは試してみることもできます。
しかしまずはお金と時間を無駄にしないためにも、テスターを使用してから自分にあった脇汗の臭い対策をしていきましょう。
かいてしまった脇汗のニオイを撃退!対策グッツ
脇汗の匂いを簡単に、なおかつ時間をかけないでなくすことができるもので何が思い浮かびますか?
真っ先に思い浮かぶのは「制汗スプレー」かもしれません。
最近では色々な香りがあり以前よりも商品も増えたため、何を基準に選んだらよいかわからないと思うこともありますよね。
- 脇汗の臭いを消すことを重視するのか?
- いい匂いで脇汗の臭いをカバーしたいのか?
と考えて用途に応じて使い分けることともできるでしょう。
ドラッグストアやコンビニで簡単に手に入る商品の中で人気なのが、「Agデオ24パウダースプレー」です。
脇汗の臭いの原因ともなる雑菌を排除する殺菌成分と、制汗成分としてみょうばんも配合されているます。
脇汗をかいてからだけでなく脇汗をかく前にも使えますね。
それだけでなく嬉しいのが、脇汗をかいてしまった後のベタベタ感がないようにヒアルロン酸パウダーが配合されています。
無香料はもちろん、香りつきのラインナップも充実。
オフィスでも香水だときつすぎる、でも脇汗を臭わせたくない……というときにさらっと香る「いい香り」で素敵な大人女子を演出できます。
クールタイプや年齢に応じて変化していく体の臭いにも対応していると、いろいろありがたいことばかりです。
同じように、少し違った角度で売り出しているのが「8×4(エイトフォー)パウダースプレー」のシリーズです。
こちらも殺菌成分を配合しており、菌の繁殖を抑えることで臭いを防ぎます。
こちらのほうが前述のAgデオ24よりも香りつきのラインナップが多く、せっけんやアクアティックマリンなど誰もが学生時代から一度は使ったことのある香りから、アロマのラインまで香りが実に7種類あります。
天然のアロマで何を配合しているかをわかりやすく表示してあるので、どんな気分やシーンのときにこれを使いたいかと想像しやすくなっています。
またお値段もお手頃なので、毎日違う香りにチャレンジすることもできますね。
かいてしまった脇汗の臭いが服についてより臭ってしまう前に、「制汗スプレー」を使う方法について考えてみました。
外出先で脇汗を止めることができる状況でない場合でも、できるだけ快適になおかつ自分がリフレッシュできる香りを選びましょう。
注意する点としてパウダースプレーを脇下に使用する前に、自分の肌に合うのかどうかをしっかり確かめましょう。
また購入前にもテスターなどで制汗スプレーの臭いをチェックしておくなら、買ってから後悔することもありませんね。
脇汗の臭い原因がわかったらできること
外出先から家に帰って着替えたときに、自分の服が臭っている……と感じませんか?
この季節きっとどなたでも経験することでしょう。
クーラーの中にいて汗をそんなにかいてないはずなのに、家についたころには脇汗のシミが服についているかもしれません。
脇汗の臭いを撃退するのにこれまで考えたことをまとめてみましょう。
まずは脇汗をかく前に、脇汗防止専用の石けんやボディーソープで脇をしっかり洗いましょう。
人間は寝ている間も汗をかいているので、寝起きの汗が気になる場合は朝にお風呂に入ることもできますね。
シャワーだけ浴びて短時間で済ませるのではなく、時間はかかりますがしっかり汗をかくまで湯煎につかることがおすすめです。
また身に付ける衣類にも気をつけましょう。
乾きやすい化学繊維は汗の水分は乾かしても、臭いまでは消臭しません。
化学繊維は肌触りがよくさらさらしていて着心地がいいので、蒸し暑い時期はつい化学繊維が多く入っている服を選びがちですよね。
しかし、できる限り天然繊維がメインの服を選びましょう。
アイロンや洗濯の際に特別なケアが必要になるというデメリットもありますが、脇汗の臭いが染み付いた服を着るよりは、お肌にも臭いにも優しい天然繊維のほうが優れています。
通気性がよく、体にピッタリ張り付かない洋服を選ぶことも、脇汗の臭いを解消する方法の一つです。
また自宅で洗えない服はこまめにクリーニングに出すことで、そのまま片付けてしまって服に臭いが残ったままにすることを防げます。
脇汗をかいてしまったら、汗の臭いが服に染み付いてしまう前に、拭き取るようにしましょう。
「汗ふきシート」を携帯しておくなら汗が臭い始めるより前に、さっと拭き取れるでしょう。
携帯用は10枚程度の容量なので、厚みをそんなに気にすることなく、女性ならポーチに男性ならポケットに忍ばせておけますね。
また携帯用のスプレーを持つこともおすすめできる脇汗のニオイ対策です。
男性女性問わず、トイレや更衣室で使うことができますし、家を出る前にもそして外出先でも気軽に使うことができます。
このように些細なことに思えることでも、臭いを防止し、服にシミが付いたり、脇汗の臭いで自分とまた自分と接する人に何かと不快な思いをしたり・させたりすることを防ぐことができますね。
脇汗の臭いを防ぐことも一つのエチケット・マナーとしておくなら、自信を持って大切な時間を過ごすことができます。