私達は普段生活をする時には、腕をあげっぱなしという人はいませんよね。
皆、腕は降ろした状態で生活をしているものです。
そうすると、わきの下はどうしても皮膚が重なる部分なので汗をかくとたまりやすくなります。
自分の脇汗が気になるなと感じる人はたくさんいますが、ただ暑いから脇から汗が出ているという人もいれば、ストレス性の何かが原因で脇汗がひどくなっているというケースもあります。
脇汗で悩んでいる人は、まずは、その汗がどんな原因によって分泌されているものなのかをチェックしてみてはいかがでしょうか?
自分の多汗症状はストレス性かどうかの簡単チェック方法
自分の脇汗がストレス性のものかどうかを判断する方法は簡単です。
それは、汗をかく季節や、汗をかく部位をチェックすることで簡単に区別をつけることができるというものですね。
春から夏、そして秋にかけて気温が上昇する季節には、誰でも汗をかきます。
そして、汗がたまりやすい脇の下は、誰もが汗染みなどで気になりやすい部位なのです。
また、暑い季節には、汗をかくのは脇の下だけではなく、頭とか顔、手とか足などもあります。
脇汗が気になるのは夏を中心として季節的なものだという人は、ストレス性の脇汗の可能性は低いので安心してくださいね。
一方、季節に関係なく脇汗がひどいという人や、手足は全く汗をかかないのにどういうわけか脇汗だけがダラダラするという人は、もしかしたらストレスが原因の汗かもしれません。
汗とストレスには実は大きな関係があるので、ストレスレベルが上がると…
- 脇汗をかきやすくなったり
- 汗がベタベタしたり
- 汗のにおいがきつくなる
などいろいろな不快な症状が起こりやすくなります。
しかし、ストレスが原因の脇汗は、根本的な原因となるストレスを解消することができれば自然に治癒することが可能です。
また、病院に行くと、ストレスレベルを下げてくれるような薬を処方してもらうことができるので、ひどい脇汗で悩んでいる人は病院を受診するという方法も、素早い解決に向けたおすすめの方法と言えそうですね。
ストレス性が疑われたら早めの診療で改善しましょう
脇の汗は、誰でも暑い季節にはかきますし、服に汗染みを作ってしまうことは珍しくありませんよね。
しかしストレス性の脇汗は、季節に関係なく出ることが多いですし、汗の量だけではなくて汗がベタベタしたり、ニオイが強くなるなど、汗の量以外にもたくさんの不快な症状が起こりやすいという特徴があります。
病院で治療することもできますけれど、ストレスを解消することで自然治癒できる可能性もありますね。
誰だって起こりえる!?ストレスで汗が出る仕組みとは
ストレスが原因の脇汗には、自律神経という体内のシステムが大きく関係しています。
自律神経は体の機能すべてをつかさどる中枢的な役割をしていて、大きく分けると体を活性化する交感神経と、リラックスさせる副交感神経とがあります。
自律神経はとても繊細なため、ストレスや不安を感じたり、緊張したりして心のバランスが崩れてしまうと自律神経もバランスを崩しやすいという特徴があります。
そのため、ストレスや不安、緊張などによって自律神経がバランスを崩してしまうと、体のあらゆる機関に様々な症状が起こってしまうのです。
その症状の一つが、汗ですね。
自律神経がバランスを崩して交感神経が活性化されてしまうと、体が何かしらの刺激を受けることによって、脳に体温が上がったという信号が送られます。
そうすると、活性化している交感神経を通して汗腺へ「体温を下げるために汗を出しましょう」という指令が送られるのです。
正常な体内環境なら、体温を下げるために必要最低限の汗のみが出るのですけれど、指令を出す交感神経が活発に作用しすぎるため、必要以上に汗が大量に分泌されてしまいます。
また、ストレス性の汗は、全身にバランスよく出るというわけではありません。
人によってどの部位に大量の汗が出るかは異なっていて、脇汗だけがひどいという人もいれば、手汗だけがひどいという人もいます。
また、脇汗と手汗がひどくて他の部分はほとんど汗をかかないという人もいますね。
これらはすべて、自律神経がバランスを崩したことによって起こる不快な症状なのです。
ストレス性の脇汗はどうやって解決できるのか?
ストレスが原因で引き起こされている脇汗は、根本的な原因となるストレスを解消することが大切です。
制汗スプレーなどの汗対策商品を使っても、根本的に汗が出にくい体質づくりにはつながりませんよね。
そのため、気になる汗を向き合う対策としては、汗対策グッズを使いながらも、根本的な解決策としては、ストレスレベルを下げて自律神経のバランスを正常な状態へと改善させるための取り組みが必要となります。
ストレス性の脇汗は、季節に関係なく起こりますし、脇だけで他の部分はほとんど汗をかかないなど、局所的に発生するのが特徴です。
根本的な原因はストレスなので、このタイプの脇汗をしっかりと解決するためには、ストレス解消法などを見つけてストレスレベルを下げるための工夫が必要不可欠ですね。
その脇汗ってストレスが原因だとしたら自律神経のバランス改善
ストレスが原因の脇汗は、ストレスや緊張、不安など心が穏やかではない状態によって自律神経がバランスを崩したことによって起こる症状の一つです。
そのため、根本的な解決策としては、ストレスの原因を取り除いて自律神経のバランスを改善することが必要です。
自律神経のバランスを改善するというのは、なんとなくザックリ漠然としていて分かりにくいかもしれませんよね。
自律神経がバランスを崩して脇汗がひどくなるのは、交感神経が活性化されているために起こるものです。
そのため、副交感神経を活性化させることによって交感神経の作用を沈めてあげることが、ストレス性脇汗の解決につながります。
では具体的には何をすれば良いのでしょうか?
副交感神経というのは、脳がリラックスした時に活性化するという特徴があります。
そのため、できるだけ脳を興奮させないように、リラックスできる環境を作ってあげてみてください。
- 半身浴をしたり
- アロマをたいたり
- ヨガやストレッチ
- 瞑想にふける
というのもおすすめの方法です。
一日中こうした脳をリラックスさせるということは難しいですが、夕方になって暗くなると副効果神経が優位になる時間帯になるので、この時間を最大限に有効活用して脳を思い切りリラックスさせてあげると良いでしょう。
脳をリラックスというのは、はっきりとした数字や映像などで効果を実感することはできませんよね。
そのため、自分が取り組んでいてもどのぐらいの効果があるのかを計測することは難しいでしょう。
しかし、嫌なことを一瞬でも忘れることができたり、ホッとできる時間を作ることは、確実に副交感神経を活性化する効果があるので、毎日ぜひトライしてみてください。
続けることによって少しずつ自律神経のバランスが改善され、脇汗も目立たなくなるはずですよ。
また、緊張や不安を感じるとストレスレベルがグッと高くなりますし、それによって自律神経がさらにバランスを崩してしまうかもしれません。
そのため、普段から小さなことや細かいことはあまり心配しないように努めるなど、できるだけ心穏やかな日々を送れるように考え方を変えるという方法もおすすめですね。
ストレスが原因の対処法のまとめ
ストレスが原因の脇汗は、自律神経のバランスを整えることによって解消することが可能です。
具体的には、リラックスできるアロマやヨガ、半身浴などをするのが効果的ですね。
夕方になって暗くなると副交感神経が活性化しやすくなるので、その時間を狙ってこうした工夫をしてみてください。
呼吸法とストレッチでストレス性の脇汗を解消しよう!
脇汗対策は、呼吸法やストレッチなど私たちが気軽に毎日できる方法を続けることによって少しずつ解消できます。
ゆっくりと腹式呼吸をすることや、お風呂上りにストレッチすることによって、副交感神経を優位にして脇汗もストップできそうですね。
呼吸で脇汗が良くなるって本当?
脇汗がひどくて悩んでいる人はたくさんいますけれど、脇汗がひどい原因は多種多様です。
その中でも、緊張とか不安、ストレスなど心の平穏が損なわれることによって起こる脇汗は、呼吸法とかストレッチなど私たちが今すぐに始められる方法で改善できることはご存知ですか?
その中でも呼吸法にはとても大きな効果がありますし、毎日欠かすことなく行っている呼吸法を見直して自律神経にとってプラスになる方法を取り入れることができれば、今後ストレス性の脇汗のリスクを最小限に抑えることもできそうですよね。
脇汗対策としておすすめの呼吸法は、腹式呼吸が有効です。
この呼吸法は交感神経を鎮める作用があるので、交感神経が活性化しすぎている状態を緩和できるのです。
腹式呼吸の具体的な方法ですが、イメージとしては息を吸い込んだ時にお腹に空気を入れて膨らませ、吐き出す時にはお腹をへこます、ということを意識しながら練習してみてください。
慣れるまでは、お腹を意識的に膨らませたり凹ませたりしながら練習したほうが分かりやすいのですけれど、慣れてくれば自然に腹式呼吸ができるようになります。
脇汗対策としての腹式呼吸では、息を吸い込む時よりも吐き出す時に意識を集中するのがポイントとなります。
5秒ぐらい時間をかけて息を吸い込み、10秒ぐらいかけてゆっくりと吐き出すぐらい、スローなペースで続けてみてください。
ゆっくりと行うことによって気持ちを落ち着けることができますし、自然とリラックス効果を得ることもできますよね。
お風呂上りのストレッチも効果的
ストレッチには、筋肉のコリをほぐす効果がありますが、それ以外にも副交感神経を優位にすることで自律神経のバランスを改善できる効果が期待できます。
難しい方法は特になく、体全体をストレッチしても良いですし、凝っている部分とか気になる部分を集中的にストレッチしてあげてもOKです。
基本的にストレッチはどのタイミングや時間帯で行っても脇汗対策としては高い効果が期待できるのですが、筋肉残りが最もほぐれやすいタイミングという点では、お風呂上りが理想的です。
お風呂上りのストレッチで、体のコリやこわばりを解消できますし、脇汗対策としても高い効果が期待できるのではないでしょうか。
「また汗が出た!」そんなストレスもNGです
ストレス性の脇汗は、あまり神経質になり過ぎると逆効果です。
汗パッドなどを使ってしっかりと汗対策をしたなら、後はどんと構えて汗染みができても驚かないぐらいの図太い神経でいることも大切ですよね。
着替えをバッグに入れて汗染み対策にするというのも効果的かもしれませんね。
ストレス性の脇汗は神経性
ストレス性の脇汗を引き起こしている原因は、緊張や不安、ストレスなど心が穏やかではない状態にあります。
責任感が強い人や、細かい部分までしっかりとカバーしたい完璧主義の人、また予定や計画が少しでも狂うと心配と不安でパニックになりそうな人などは、ストレス性の脇汗が起こりやすい予備軍と言えるかもしれませんよね。
もちろん、こうした強い責任感を持って何事もキビキビとこなすことは大切なのですけれど、脇汗対策という点では、気にする必要がない部分に関してはあまり気にしない姿勢がとても大切です。
例えば、ストレス性の脇汗で悩んでいる人は、汗対策としていろいろな工夫や努力をしているのではないでしょうか。
頑張っているのに外出すると途端に脇汗が出て汗染みを作ってしまうと、これまでの努力が報われていない気がしてがっくりしますし、それがまた心配や不安を引き起こすかもしれません。
しかしストレス性の脇汗にとっては、そうした神経質な心の状態はマイナスの効果しか生み出してくれません。
心配すればするほど脇汗はどんどんひどくなってしまうのです。
気にし過ぎないようにおおらかに
脇汗で悩んでいる人は、あまり気にし過ぎないようにドッシリ構えることが理想的です。
しかし、現実にはなかなか難しいですよね。
そこで、脇汗をかいても汗染みができないように汗パッドをしっかりと使ったり、制汗スプレーとかロールオン、制汗クリームなども併用しながら、服に汗染みができない対策をしたら、その後は成り行きに任せてみてはいかがでしょうか?
その日の気温によっては汗染みができないかもしれませんし、暑ければどんな対策をしても汗染みはできてしまうかもしれません。
しかし、だからと言って人生を揺るがすような一大事になるわけではありませんよね。
気持ちや考え方を少し変えることによって、精神状態を安定できるようになりますし、それが自律神経のバランスを改善してストレス性の脇汗改善にもつながります。
どうしても心配な人は、バッグの中に着替え用のトップスを常備しておけば、大きな安心感につながるかもしれませんよね。