色々な場面で役に立つ特徴を持ったそれぞれのインナー
- 大事なプレゼンテーション
- 上司を助手席に乗せた車の運転
- 満員電車での人同士の密集など
社会生活を送る上でストレスによる脇汗の発生はつきものですよね。
体温の高い男性ならば多少の汗はすぐに乾いてしまうこともありますが、延々と出続けてしまうとそうもいきません。
Yシャツにべったりとできてしまう脇ジミは着心地の悪さは元より、見る側にも臭いのイメージ、清潔感が無い印象を与えてしまいます。
シャツに浸透してしまう前に、脇汗対策のされたインナーで脇汗を食い止めてみましょう。
脇汗対策に特化したメンズインナーには、開発会社によって様々な特徴があるんです。
- 脇の下生地に工夫がされている
まず一般的なのは、特に脇の下部分の生地に吸水性と速乾性が考慮された工夫がされているメンズインナーです。
生地が厚め、或いはその部分だけ他部位とは異なる生地が使用され、汗を吸いつつ汗ジミを起こさない加工がされています。
特に安心なのは脇側、脇の外側である衣服側、その間に防水布が仕込まれているインナーです。
吸水性や速乾性に優れていても、汗の量によってはその吸水量の限界を超えて浸みだしてきてしまうこともありますが、防水布がガードとなってその浸食をはるかに遅延させることができます。
- 汗パッドを内蔵したタイプ
汗パッドを内蔵したタイプ、または取り外し式の汗パッドが付属しているインナーも存在しています。
近年の技術向上によって、汗パッドはより薄手で動きやすく、通気性の良さが重視された品が増えています。
取り外し式汗パッドは複数所持することで、汗をかき過ぎた緊急時に付け替えができる利点もある反面、分離して片方だけ行方不明になってしまうリスクもあるので、日頃靴下を片方無くしてしまうタイプの人は一体型がオススメですね。
- 消臭性も兼ね備えたタイプ
吸水性、速乾性の次に重要なのは消臭性です。
臭いを取る素材として、消臭糸、消臭綿といった抗菌・防臭加工の素材を用いているメンズインナーは、それを用いていないインナーよりも当然消臭性が高められています。
インナーについてしまう臭いは、長く着ることで他の衣服への臭い移りも悩まれています。
あらかじめ、臭いの元となる雑菌の繁殖を抑える工夫のされたインナーならば、そうした臭い移りのリスクも大きく軽減してくれます。
- さらに安心するためには
更に万全を期すなら、肌やインナーに貼るシールタイプの汗取りシートを併用してみてください。
使い捨てであるので付け替えがしやすく、更に多くの商品ではイオン、殺菌効果により消臭性が高められています。
肌ではなくインナーに貼るタイプのものは汗が伝っていくことも考えて、なるべく大判の物を選んでみましょう。
脇汗の染みから解放されたい、メンズインナーを使うメリット
ビジネスシーンでは、その人の立ち振る舞いは勿論、その人自身の髪型や服装の清潔感が印象の中で大きな割合を占めます。
どれだけ人柄が良く能力があったとしても、
- 脇に大きな汗ジミがある人
- 汗の臭いが明らかに漂っている人
不潔な人間として印象が悪くなってしまいますよね。
この汗の臭いは自分では自覚しにくいものですが、
- シャツに汗ジミができている人
- インナーに黄ばんだ汗ジミができている人
は、本人は無自覚であっても臭いの元となっている可能性が大いにあります。
この黄ばみの原因は、アポクリン汗腺から生じる汗なんです。
全身にあるエクリン汗腺は殆どが水分のサラサラとした汗を出しますが、アポクリン汗腺から出てくる汗は汗腺がろ過しきれなかったミネラル、皮膚からの老廃物など様々な成分を含んでいます。
これらが皮膚常在菌によって分解され脂肪酸に変化、臭いや色染みといった悩みの原因になります。
根本的には体質改善が必要となるアポクリン汗腺からの汗ですが、その方法はいずれも長期的・根気よく行わなければならない方法が多く、一朝一夕での改善はまずできません。
汗腺を働かせてろ過機能を高める毎日の適度な運動、長めの入浴は、日頃忙しい人や帰宅が遅く疲れ気味の人は難しいものですよね。
でも、全く手段が無い訳ではありません。
臭いや色染みを回避するために最も簡単なのが、脇汗対策がされたメンズインナーを着用することなんです。
症状や悩みに合うように開発されている
脇汗に悩む男性に向けて、脇汗処理が施されたメンズインナーは、実は既にたくさん開発されているんです。
量販店の格安シャツはリーズナブルですが、そうした専門的な処理が施されているものは多くありません。
ネットの通販サイトやスーツ販売店付属の下着売り場で探してみましょう。
まず注目するべきポイントは吸水性と速乾性です。
吸水性はその名の通り汗を吸収するものですが、速乾性は生地表面をサラサラに保つ=シャツへの汗ジミを引き起こしにくい素材です。
次に、抗菌性や除菌について記載があるかどうか調べましょう。
脇汗対策のメンズインナーならば、多くは臭いの元となる雑菌を断つ・繁殖させない設計が考えられていますが、価格が安いものの中には全く考慮されていないインナーもあります。
脇ジミ対策にはなるとしても脇汗対策としては片手落ちで、あまり買う意味はありませんよね。
それに汗を吸収するだけ、臭いがただ濃くなっていく温床になってしまいます。
もし買ってしまった場合、別途臭いに対する対処を自分で行う必要があるので気を付けましょう。
体質を考えた、より良いメンズインナーの選び方
脇汗は肉やアルコール控えめの食生活や、日頃の運動で汗腺を働かせるなどの体質改善でも臭いを抑えることができます。
でも繁忙期や付き合いのある社会生活の中で恒常的な実践は難しいものですよね。
自覚できるほどの汗ジミや臭いが生じている場合、急いで対策しないと普段使いのシャツやインナーに臭いや色が染み付いて、どうしてもその人の印象を損なってしまいます。
そんな臭いや脇ジミ・衣服への黄ばみなど、脇汗特有の悩みに苦しむ男性に向けて、数多くの脇汗対策グッズ・メンズインナーが販売されています。
インナーそれ自体に臭い対策・吸水性の高さで汗ジミ対策がされているメンズインナーは、運動する時間が無い、食生活を改められるタイミングでは無い時の心強い味方なんです。
脇汗対策がされたメンズインナーは大きく2種類に分けられます。
3層構造で脇汗の汗ジミを防ぐタイプ
脇部分の布地を内側・内部・外側で3種類の布地を使い分け、内側は吸水性を、内部には防水性を、外側に速乾性の生地を用いています。
2層構造で吸水性と速乾性が複合したパターンもありますが、いずれも効果はシャツまで汗を届かせないことを目的としており、汗ジミが予防できます。
購入の際はその3層構造の範囲がなるべく広いものを選びましょう。
基本的に薄手の生地で構成されており、普段の動作を邪魔しにくいのがこちらのタイプです。
脇汗パッドが付属しているタイプ
多くはインナー全体に吸水性・速乾性が考慮されていて、それらがより強化された脇汗パッドが付属しています。
こちらはパッド自体を付け替えて使用することが想定されていて、付け替え用のパッドが一緒に販売されている、或いは別売りで存在しているんです。
人並み以上に汗をかいてしまう人には、こちらが特におすすめですよ。
汗をたっぷり吸収したパッドを、トイレやシャワールームなど場所さえあればすぐに付け替えできる利点があります。
汗をかいたパッドは準備さえあればその場で洗えるので、シャツそのものを交換するよりも手軽で、臭う物を持ち続けなければならない心配がありません。
比較的厚めの生地でしっかり汗を吸収するのがこちらのタイプです。
層構造タイプかパッドタイプか、購入の際はどちらか自分の好みにあった使いやすい物を選ぶものです。
でも、どちらであっても抗菌性・除菌対策がされているものを選びましょう。
脇汗はそれ自体が臭うのではなく、脇汗に含まれている成分が皮膚常在菌によって分解、繁殖の栄養分となることで臭いを発生します。
インナーが汗を吸収して汗ジミが予防できたとしても、菌を放置していては臭いの発生源となってしまいますからね。
ここぞという時の精神性発汗対策、メンズインナーで安心感を
普段の生活でもなるべくならかきたくない汗、中でも臭いのイメージが強いのが脇汗ですよね。
脇汗というキーワードから次の単語を連想してみてください。
汗ジミ、目立つ、臭いも出て来てしまう、そんな嫌なイメージが出てきませんか。
でも、そんな汗が最も出て来てしまうタイミングは、人前でのプレゼンテーションや大事な取引先との商談中など、最も出てきて欲しくないタイミングであることが多いんです。
汗が出るのは体温調節で行われる温熱性発汗の他にもう一つ、精神性発汗による作用です。
この精神性発汗は文字通り精神性、特に汗に絡んで昔嫌なことがあった人はその不安から、身体が緊張状態になりやすくなります。
これを予期不安といいます。
再び似たシーンに遭遇した時、人間は予期不安を抱いて緊張し、その緊張によって刺激された交感神経によって汗が出やすくなってしまう、それでまた嫌な記憶が増えて不安になり…という悪循環が形成されてしまうのです。
この流れを断ち切るために最適なのが、そうした緊張による汗が予想されるシーンではメンズインナーを着用して、「汗をかいても大丈夫」という環境を作ってしまうことなんです。
脇汗対策がされたメンズインナーを着用することで、以下の問題への解消が見込まれます。
まず、シャツにくっきりと出て来てしまう汗ジミ予防です。
見た目にも脇汗だ、と一目で判ってしまうこの部位の汗も、吸水性と外側への防水性や速乾性に優れたメンズインナーならば、汗をたくさんかいたとしてもシャツまで汗が滲み出ません。
次に、脇汗を放置することで発生してしまう臭いの問題です。
防臭、特に抗菌処理がされている生地を選べば、汗を吸収してしまったシャツも臭いが発生しにくくなります。
またその日、汗をかくかな、と目星がついている場合、アルコール消毒ジェルなど殺菌効果のあるものを塗布しておくことで、驚くほど臭いの発生が抑えられます。
肌の常在菌を一時無くしてしまうことで、汗を分解して臭いを発生させる原因菌そのものを除菌できるためです。
このように、例え精神性の発汗であっても、きちんと対策された製品を身に付ける、使用することで汗をかくことそのものは大した問題では無くなってくれます。
そもそも汗をかいてしまう傾向の人は、真面目で完璧主義、或いはとても気を使う優しい性格の現れなんです。
緊張してもいい、対処しているから汗をかいても大丈夫と、何よりもまず自分を安心させることが、精神性発汗での汗が出にくくなることに繋がりますよ。
メンズインナーを選ぶなら、決め手はタグ
使い込んだメンズインナーに発生しがちな脇や首回りの黄ばみは嫌なものですよね。
その原因は汗ですが、より正確には汗に含まれる皮脂が洗濯では落ち切らない程、繊維に絡んでこびりつき、蓄積し続けてしまっているためなんです。
シャツと違いあまり人目につかないインナーは、ついついそのまま着てしまいがちですが、黄ばみが酷くなると清潔感が失われ、捨ててしまいがちです。
しかし、黄ばみは本来、そこまで頑固で落ちない汚れではありません。
洗濯時にちょっとした工夫をすることで、以前の色を取り戻すことが可能なんです。
まず、いつも使っている洗剤が液体ならば成分表の液性を確認してみましょう。
液性が弱酸性や中性である場合、これは皮脂や汗と同じ性質であり、中和作用で汚れを落とすことができません。
弱アルカリ性の液体洗剤、或いは粉末洗剤ならば殆どが弱アルカリ性です。
成分表記を確認して、弱アルカリ性の洗剤を選びましょう。
また、中性洗剤は弱アルカリ性洗剤と比べ洗浄力こそ劣りますが、色落ちして欲しくない、風合い変化してほしくない衣類を洗う際には最適です。
洗剤を変えてもメンズインナーの黄ばみが落ちない場合、今度は漂白剤の出番です。
漂白剤には漂白力の穏やかな酸素系漂白剤と、漂白力は強力ですが使用していい衣類が限られる塩素系漂白剤と、2種類ありますよね。
メンズインナーだけをまとめて洗う場合は塩素系漂白剤で洗ってしまった方が黄ばみを落とす確実性は上がりますが、そうでない場合は酸素系漂白剤を使いましょう。
まずはお使いのメンズインナーのタグを見て、塩素系を使っていいものかどうか必ず確認してください。
これから購入するならば、塩素系で洗っていいものかどうかも候補を絞る基準になりますよ。
漂白剤の使用方法は、その商品固有の使い方でなければ塩素系も酸素系も、衣類を漂白剤を溶かしたお湯に漬け置きしてからの使用になります。
熱めのお風呂くらいの温度、45度前後を目安にタライや大きな洗面器にお湯を張ってください。
皮脂汚れは40度以上から溶け始めるので、必ずお湯を使いましょう。
そこに10mlほどの漂白剤を溶かし、衣類を漬け置きます。
黄ばみ部分にあらかじめ液体洗剤を揉みこんでおくのも有効です。
1時間ほど漬け置きしてから、その漂白液と一緒に洗濯機にいれ、あとは普通に洗濯してみてください。
それでも黄ばみが残る場合、アポクリン汗腺のワキガ由来の色素である可能性があります。
これは漂白剤では落ちにくいのですが、重曹を溶いた水に漬け置きすることで黄ばみを落とす効果が期待できますよ。