冬に多い汗腺の衰えと臭いの相関性は厄介な問題
冬は夏と違い、外を歩いているだけで脇汗が出てくる、といった事態にはなりにくい季節ですよね。
でも寒いからと言って油断は禁物です。
外の寒さに合わせて厚着をすると、屋内の暖房が効き過ぎて体温が上がり過ぎてしまい、脇汗、汗ジミや冬特有のワキガ臭などが出て来てしまうことが多いのです。
かといって冬を薄着で過ごせば、風邪や腹痛といった体調不良の原因にもなります。

厚着をしつつ、脇汗に気を付ける、これらを上手に両立していくには、夏と同じく制汗対策がとても重要になるんですよ。
冬は寒いからお風呂がめんどくさいって人は注意!
冬に特に多いのは、あまり汗をかいていないからとお風呂をサボってしまうことです。
確かに、汗をかくことが多い夏と違い、冬は気温や室温に適切な衣服を着ていればそうそう汗をかきませんよね。
でも汗をかかないということは、それだけ汗腺の働きが衰えていくことに繋がります。
老廃物が溜まっていき、ろ過機能は衰えていくので、やっと汗をかいた時にはそうした汚れや成分が凝縮した汗が出て来てしまいます。
そうした汗はもちろん、夏によく汗をかいている時に比べても臭いやすい、雑菌が繁殖しやすい汗になっています。
この対処法は勿論、しっかりと湯船に浸かって温まり、汗腺をよく働かせることです。
夏にはぬるめのお湯にじっくり半身をつける半身浴が有名ですが、熱いお風呂に入りやすい冬ならば手足高温浴もオススメです。
- 44度ほどの熱めのお湯をひざ下ほどの高さまで湯船にはり、お風呂の蓋を少し開けて、湯船のへりに腰かけて脚を入れます。
- それからお風呂の蓋の上にお風呂と同じ温度のお湯を入れた大き目の洗面器を乗せ、そこに肘から先をつけて15~20分ほど温まります。
- 冬の浴室はどうしても寒いですが、この手足高温浴はまず全身を浸かる必要がないため、めくりやすい衣服を着たままの状態で最初の段階を行えるんです。
- 手足が十分に温まったら、湯船に水を足して温めのお風呂にし、15分ほど浸かります。
全身がポカポカと温まって汗が出てくる状態になれば成功です。
お湯から出て体をふき、水分補給をしながら自然に汗が引くのを待ちましょう。

汗腺を働かせるには、1度の入浴でおよそ500mlの汗をかくことが理想とされているんですよ。
手足高温浴は効果抜群な反面、じっくりと温めなければいけないことに加え、汗腺が衰えていると人によっては汗が出てくるまで50分かかることもある、時間の難点があります。
でも身近にスパや温泉施設でサウナ・岩盤浴を行える施設があれば、短時間で汗腺を刺激し、サラサラ汗がかける身体を効率的に作っていけます。
冬にも汗腺を働かせ、質の良い汗をかける身体にしていきましょうね。
厚着しすぎて汗が怖い、冬ワキガが困る衣服の選び方
衣替えの季節である10月を過ぎた頃から、朝方夕方の冷え、冷たい木枯らしが吹き始めるなど、秋の中に冬の冷え込みが徐々に顔を見せ始めますよね。
特に朝夕と日中の温度差は読みづらく、
- 気温が高くても風が冷たい
- 逆に風はないのに陽射しが無くて寒いなど
厚着の準備が必要な時期になってきます。
でもこの秋から冬にかけての季節は夏と同じくらい、脇汗や冬のワキガを気にしている人には難しい季節でもあります。
気温で汗をかかなくなってきても、今度は重ね着や、暖房が温かすぎることで発生する脇汗への対処を考えなくてはいけません。
厚着をする季節だからこそ、薄着の夏ほど汗ジミは気にしなくても良いように思っていませんか?
油断して汗ジミが目立つ服をジャケットの内側に着てしまうと、暖房が効いた店舗で脱いでしまって汗ジミが、蒸れた臭いが、といった事態が起きます。
特に冬のワキガ・脇汗は量自体が多い上に、汗をかかなくなって衰えた汗腺から絞り出される、濃度の高い汗であることが多いんです。
体調管理をしながら具体的に重要なところって?
風邪をひかない体温を維持しつつ、脇汗をかかない服選びには、脇、胸周りを過度に温めないことが重要になってきます。
その場合、特に温めたいのは首元です。
首の太い血管を温める=全身にめぐる血も自然と温まります。
マフラー、ストールといった厚手で保温性の高い布で巻き込むものはもちろん、タートルネックは首部分だけ独立したタイプも使ってみましょう。
毛糸のカーディガン、ポンチョは脱ぎ着がしやすいのは勿論、編み込まれた糸の間に空気が巻き込まれ、その空気が寒気を遮断するのが高い上着です。
ゆったりと着こなすデザインは脇に密着しないタイプが多いので、保温性が高すぎて脇が蒸れてしまうのも避けられます。
雪が降るようなとても寒い気温など、厚手のコートを羽織りたい日に内側も厳重に厚手のニットを合わせてしまうと、これも汗や冬ワキガの原因になりがちですよね。
保温効果の高い生地のインナーやロングシャツ、薄いニットなどを合わせて、蒸れない・熱くなり過ぎないコーデを心掛けることで、脇汗のリスクは減らせます。
冬でも夏と同じ対策をすればニオイや汗は防げる
それから、夏に役立つ制汗剤での汗対策は冬でも有効です。

ここで注意したいのは、制汗剤は汗をかいてから使用するものではなく、汗をかく前に使わないと効果が低いという点です。
それに制汗スプレーの中には粒子のパウダーが毛穴に作用して汗を抑えるタイプがありますが、これは肌に残り続けると脇の黒ずみの原因になってしまいます。
朝にしっかり脇の下を清潔にしてから制汗剤を塗布し、夜にはしっかり湯船に使って汗腺を働かせ、制汗剤の成分を綺麗に落としましょう。
冬に多い脇汗を目立たせない!冬でも臭わせない身体の作り方
一見、汗をかきにくいように思える冬ですが、実は冬だからこそ脇汗やワキガの臭いが夏よりも強くなってしまう人が多いんです。
夏にあまりエアコンを使わず、汗をよくかいていた人は、汗腺がそれだけ活発に働いていました。
その状態は、実は汗腺のろ過機能が鍛えられ、老廃物のデトックスが頻繁に行われていた状態でもあるんです。
そんな状態でかいた汗には、菌が分解して臭いを発する元となる成分があまり含まれていません。
脇汗の臭い対策で、運動やサウナ、岩盤浴がオススメされるのは、いずれもこの汗腺の働きを鍛えることが有効に働くためなんです。
でも、夏にエアコンの冷たい風を浴び続けていると汗腺が働かないのと同様、冬にはそもそもの気温が低下するため、日常生活で汗をかくことが稀になりますよね。
すると汗腺の働きは衰え、たまに汗をかくと夏よりも臭いの元となる成分が多い、濃い汗が出てくるようになってしまいます。
そうなれば冬の暖房や厚着のしすぎでかく汗や、冬の間に衰え切った汗腺が暖かくなり始める春にかく汗は特に臭いが強くなりがちなんです。
冬の脇汗やニオイで悩んでる女性は4割を超える
ライオンが9000人以上の女性を対象に行ったアンケートでは、冬の脇汗が非常に~やや気になる人の合計は4割を超えていて、冬でも脇汗に悩まされている人の割合が多いことが判ります。
濃い汗での臭いは衣服にも吸着しやすく、ただでさえ陽射しが落ちて日光の殺菌力が期待できない冬場では困りものですよね。
菌が繁殖してしまい、臭うようになった衣服の脱臭には、殺菌作用があり家庭でも手軽に作れるミョウバン水、その他殺菌・除菌作用のある洗剤が有効ですが、まず汗をかく身体の方を改善しなければ冬の間にいたちごっこが続いてしまいます。
汗腺を鍛える以外には、夏にやるような脇汗対策をそのまま冬にもやってみましょう。
例えば、冬だからといって腋毛の処理を怠らないのもその一つです。
夏場は薄着になる機会が多いのできちんと脇を処理していても、冬にはそんな機会が無いのでついサボりがちになりますよね。
腋毛はそのまま生えていれば、脇汗が伝うのを防ぐストッパーになりますが、汗を吸ったままにしておくと臭う菌を繁殖させる温床にもなってしまいます。
臭う体質の人は、冬でも剃るかクリームによる脱毛で処理してしまった方が、臭う原因を一つ減らせるんです。
そうして清潔にした脇に制汗剤やおすすめデオドラントを用いて汗を抑えつつ、週に何度か適度な運動などで汗をかき、熱いお風呂で汗腺を働かせれば、徐々に脇汗が臭わない身体が作られていきますよ。
冬なのに?日常生活に支障が出る「腋窩多汗症」の可能性
昔から夏は勿論、冬にもボタボタと垂れる程に脇汗が多い、そういう体質だからと受け入れている人はひょっとしたら病院で診察を受ければ、解決策が見つかるかもしれませんよ。
グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する脇汗情報サイトでは、脇汗のセルフチェックが掲載されています。
汗の量や出る時のパターン、どんな支障が出ているかといったチェック項目で、日常生活における脇汗由来の様々な問題点を掲載しています。
この「日常生活に支障が出ている」かどうかが、多汗症で診察を受けた方がいいかどうかのターニングポイントなんです。
特に脇汗が多い人の場合、病名は腋窩多汗症(えきかたかんしょう)と呼ばれます。
【参考文献】https://gskpro.com/ja-jp/disease-info/hh/symptoms-causes/
腋窩多汗症とは?の解説
同サイトの体験談と自分の経験を見比べて、ひょっとしたら、と思ったら皮膚科クリニック、病院での受診を検討してみましょう。
普段から汗が多い人は、脇汗パッドの常用など何かしらの自分の制汗対策を行っているものですよね。
でも中には、原因不明の原発性多汗症、何らかの薬が原因となる続発性多汗症などで、突然多汗症になってしまう人もいます。
そんな時に知っておきたい、冬に特に多い脇汗の問題は、汗腺のろ過機能が衰えがちな冬には汗由来の臭いがとても強いことです。
厚着で脇に汗をかく、防寒のための衣服は外気を遮断するため衣服の中で空気の循環が起こりにくい、結果として蒸れた臭いが衣服の中全体に広がってしまう、といった問題が起きがちなんです。
よく汗をかくようになる分、汗腺はきたえられていくとも考えられますが、脇ジミや臭いはすぐに解決したい・対処しておきたい問題です。
身体に直に行うケアとしては、冬でも腋毛の処理をしてみましょう。
脇汗を吸収する機能もある腋毛ですが、その吸収した汗をすぐに清潔にできない環境下では、雑菌の繁殖による臭いの原因になりがちなんです。
近年では男性でも処理する人が増えてきていますよね。

脇汗の吸収は使い捨ての脇汗パッドを使う、またはあらかじめ制汗剤を使って汗の発生自体を抑制しましょう。
シャツ、インナーの中には脇汗対策に特化し、脇部分の生地の吸水性、抗菌性能を高めている製品も存在しています。
衣類の汗のニオイを消すには弱アルカリ性の洗剤を使う
服に汗由来の臭いがついてしまったら、汗の臭い成分である弱酸性の垢、皮脂を中和するため、弱アルカリ性の洗剤を使用してみましょう。
これは洗剤の説明欄に「液性」という欄で表記されており、普段洗濯しているのに汗の臭いが落ちない、という場合はこの液性が弱酸性や中性である可能性があります。
こうした対処を知っておくことで、汗をかきたくないというストレスはとても緩和されてくれますよ。
飲み会などの外出先で汗のニオイをすぐ消したい時に役立つグッズ
冬、特に年末にかけては忙しさもさることながら、祝い事、飲み会のシーズンでもありますよね。
空調が適した状況で、或いは少し肌寒い中で働くには脇汗やニオイが出てくる心配はあまりありません。
でも防寒のために厚着になりがちな冬、飲みに向かう徒歩での移動やアルコールによる体温の上昇、人数が多い熱気や暖房そのものの高い温度設定など、気が付けばシャツに汗ジミができているほど汗をかいていることがありませんか?
ジャケットを羽織れば汗ジミ自体は見えなくなりますが、放置することで臭いを気にしながらの飲み会参加では、折角のお酒も雰囲気も楽しめませんよね。
気兼ねなくその後も楽しむために、また気にしすぎた緊張で余計に汗が出てくるのを防ぐためにも、自分に合った脇汗の臭い対策グッズを用意してみましょう。
使えるグッズや使ってよかったグッズは?
デオドラントシートはともかく、クリーム、スプレータイプの商品は、実は汗をかいてからの使用では真価を発揮できません。
逆に汗と成分が混ざり合って、独特な臭いを発生させてしまうパターンもあります。
きちんと汗を拭って、清潔な状態にしてから使ってください。
メンソールが配合されていることが多いデオドラントシートは、拭けば爽快感と涼感が得られますよね。
でも拭いたその時は暑くても、その後の移動まで涼感が継続してしまうと身体に寒さのストレスがかかります。
メンソールそれ自体が苦手な人には、アルコールを用いたお手拭きシートがオススメです。
冬のワキガや脇汗の臭いとは、臭いの元である雑菌を除菌すれば断つことができます。
つまり除菌ができるお手拭きシートは脇汗の臭いを取るにも向いているんです。
既に汗が染みてしまった衣服部分も拭って雑菌が繁殖しにくい近い状態にしておけば、その後2、3時間は臭いの心配が無くなりますよ。
もっと強力に殺菌したい場合には、手の洗浄用・医療用アルコールジェルを常備しておきましょう。
火気厳禁マークの表記が義務付けられている、アルコール60%以上ある消毒液が特に効果が高いです。
コットンやティッシュに含ませて汗を拭った脇に塗布することで、およそ90%の殺菌効果があるとされています。
殺菌を目的とした商品なので殺菌の持続力も長く、およそ5時間~7時間は雑菌の繁殖を抑えてくれます。
特に冬の時期は風邪、インフルエンザの予防対策に、携帯を目的としたコンパクトサイズの品も多いんです。
アルコールはその揮発力で肌の乾燥を招きますが、肌荒れ対策に保湿成分を含んだ製品はそうした弱点も補われていますよ。
アルコールがかぶれる、臭いが苦手な人はアルコールフリーで殺菌力があるもの、ミョウバンや重曹を用いた商品を探してみましょう。
クサい汗の日と臭わない汗の日があるんだけど違いってあるの?
温暖化にヒートアイランド現象もプラスされて、年々日本の夏は暑くなっています。
ですから、夏は全身に汗をかくのでさほど気にならないかもしれませんが、それほど暑くない冬でも脇の下から汗が大量に出ることがあります。
脇の下は背中や腕など体の他の部分と比べて、低い温度でも、つまり冬でもワキガや多汗症が発症しやすいのだそうです。

だから1年中、冬でも脇汗をかくんですね。
夏場よりも冬場の汗やニオイの方が気になるって人は結構いるんじゃないかなぁ。
満員電車の中や、バスの中など他の人と密着している状態で脇汗をかくと、臭いが気になっちゃいますよね。
汗が臭くない人と、臭う人の違いはなんでしょうか。
人の違いなのか?汗の違いなのか?
汗が臭う原因の一つは汗の量が多いことです。
本来は汗の成分の99%は水分ですから、臭くないはずです。
ですが、汗の量が多いとなかなか乾かず、脇の下が常に湿った状態になり、雑菌が繁殖して臭うようになります。
食べるもので臭いが強くなるというケースもあります。
よく欧米の人にワキガが多いと言われますが、これは肉食であることが関係しているといわれています。
肉をよく食べて野菜をほとんど食べない人は脇汗が臭いやすい傾向にあります。
また、香辛料や辛いもの、にんにくや玉ネギなどの香味野菜をよく食べる人も汗が臭いやすいようです。
アルコールを飲み過ぎる人や喫煙する人も汗が臭う傾向があります。
脇汗の臭いが気になるなら、食事を見直してみるとよいかもしれませんね。
冬場のワキガ体質は臭いやすい!?
ワキガ体質だと脇汗は臭います。
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類あるのですが、エクリン汗腺から出る汗はサラサラとしてほとんど臭くないのに対し、アポクリン汗腺から出る汗は特有のツンとした刺激臭がします。
アポクリン汗腺から出る汗にはタンパク質や脂質、脂肪酸などの臭いを出す成分が多く含まれているためです。
エクリン汗腺は全身にあるのですが、アポクリン汗腺は脇の下や性器の周辺だけに存在します。
ですから、脇の下の汗が特に臭うならアポクリン汗腺から出る汗が原因でしょう。
実は極端なダイエットも臭いのもとになります。
炭水化物やタンパク質が不足すると、体は中性脂肪を燃やし脂肪酸に分解します。
そのために中性脂肪がエネルギーとして変換されて痩せることができるのですが、極端なダイエットをすると、完全燃焼されなかった脂肪酸が血液中に増加して臭いを発生します。
また、脂肪酸が血液中に増えると、ケトン体という臭い物質に変化します。

ケトン体が血液中に増えると、汗が臭うようになります。
ですから急激なダイエットは冬のワキガ体質には禁物です。
私の脇汗臭い?臭ったらワキガって思い込みはダメ!
自分の臭いは自分では分かりません。
仲が良い友達でもニオイに関することはなかなか注意や相談もできないものです。
ワキガかもしれないけど臭いのか臭くないのか分からないというときは、次にあげるワキガを見分ける方法を使ってチェックをしてみましょう。
正常な汗は臭くないものです。
ワキガの原因はアポクリン腺という汗腺から出る汗です。
アポクリン汗腺から出る汗には、脂質や脂肪酸など臭いのもとになる物質がたくさん含まれていて脇の下独特のツンとした刺激臭がします。
アポクリン腺の量は人によって違います。
アポクリン腺が少ない人や、全くない人もいますが、量が多く発達しているとワキガになります。
タオルやガーゼを5分間脇の下に挟んで臭いをかいでみる
ワキガかどうかを見分けるには、タオルやガーゼを5分間脇の下に挟んで臭いをかいでみてください。
- 鼻をつく刺激臭
- 硫黄のような臭い
- スパイスのような臭い
- 蒸れた雑巾のようなムッとした臭い
などがしたらワキガの可能性大ですよ。
ワキガの人は耳垢が柔らかくドロッとしてる事が多い
ワキガの人は耳垢が柔らかくドロッとしています。
- パリパリとした乾いた耳垢の人
- 湿った耳垢の人
がいます。
ただ柔らかく湿っているだけなら問題ありません。
ドロッとした茶色の耳垢が出る人はワキガの可能性があります。
白いシャツの脇が黄ばむ事が多い
また、ワキガの人は白いシャツを着ると脇の下が黄ばんでしまいます。
ただの汗ジミとは違い、濃いシミができているならワキガかもしれません。
両親がワキガ体質なら遺伝の可能性が高い
両親のどちらかがワキガだと遺伝している可能性があります。
片親だけがワキガの場合、子供に遺伝する確率は約50%ですが、両親のどちらもワキガの場合は80%という高い確率でワキガになります。
ですから両親がワキガでなければ安心…といいたいのですが、まれに両親がワキガでなくても子供だけワキガになることもあります。
- 不規則でバランスの悪い食事、ストレス、生活習慣の乱れなどでワキガが発症することもあります。
- 脂っこいものや肉をたくさん食べてあまり野菜を食べない人はアポクリン腺が発達しワキガになることがあります。
ワキガだからといって必ず治療が必要というわけではありません。
ワキガでも臭いの程度は人によって違います。
軽度のワキガならほとんど臭くないので周囲の人もあまり気がつかないでしょう。
周囲にまで分かるほど臭う人は日本には少ないので、それほど気にする必要はなさそうですね。
ですが、やはり気になるようなら医療機関を受診しましょう。
1人で悩んでいると、自己肯定感が持てず、人間関係にも消極的になってしまいます。
冬ワキガでも臭くない汗をかく方法ってあったら知りたい
脇汗は臭いものと思っていませんか?
汗が臭い人と臭くない人には違いがあります。
汗の成分はほとんどが水分なので本来は臭くないものですが、ある条件のもとでは臭くなってしまいます。
臭くない汗をかく方法を3つまとめてご紹介します。
健康的な汗はかぎりなく水に近いのでサラサラしています。
すぐに蒸発し体温を調節する働きがあります。
でも、現代の生活は便利になりすぎて汗をかきにくくなっています。

汗をかかない方がいいんじゃないの?って思うかもしれませんが、大きなまちがいです。
もちろん汗が一滴も出なければニオイが無くなるかもしれませんが、それは無理です。
汗を減らせてもゼロにすることはできません。
汗腺も筋肉と同じです。
運動不足やエアコンの使用で汗をかかないでいると、汗を出す汗腺の機能が使っていなければ衰えていきます。
- 汗をかく習慣を身につける
汗腺の機能が衰えると、血漿成分が多いベタベタの汗がでてきます。
ベタベタ汗は臭いを出すアンモニアなどの成分を含んでいるため汗自体がにおいます。
しかも、水分が多いサラサラの汗と違って蒸発しにくいので、皮膚の常在菌や皮脂と結合して臭いは強くなります。
臭くない汗をかくには、ウォーキングやジョギング、あるいはストレッチなどを定期的に行って適度に汗をかく習慣を身につけましょう。
運動する時間がない人は、半身浴をするのもオススメですよ。
- 肥満やメタボ体質に注意したい
太っている人の汗も臭くなります。
汗は血液から作られます。
汗腺は血液をろ過して血球成分を取り除き、さらにカリウムやミネラルなどもろ過して血液に戻し、薄めた血漿を汗として排出しています。
ですからほとんど水でできているのですが、肥満の人は一般的に運動不足の傾向があり、少し体を動かすだけでも疲れます。
体が疲れるとアンモニアが血液で処理されきれず汗になって出てきます。
さらに肥満の人は体内に脂肪が多いため、脂肪酸が酸化してできるノネナールという成分ができやすく、加齢臭のような独特のニオイがします。
このような複数の理由が重なって肥満やメタボの人がかく汗は臭くなります。
汗の臭いを防ぐには適度運動が効果的です。
- 過度なダイエットはNG
炭水化物などを減らす糖質制限ダイエットが流行っていますが、実は炭水化物の摂取量があまりにも少ないと、汗が臭う傾向があります。
タンパク質を分解するときに出るアンモニアが体内で増えるのに加え、血液中にケトン体という臭いのもとになる物質が増えます。
ケトン体が増えると、果物が腐ったような独特の腐敗臭がします。
ですから、極端な糖質制限は避けた方が賢明です。
ダイエットをするときは、極端にならず、バランスのとれた健康的な食事をこころがけてくださいね。
臭いを取り除く事って無理ですよね・・・
脇の下は頻繁に汗をかくのでニオイやすい場所です。
でも、自分のニオイは気がつかないので、気をつけたいものですね。
臭くない脇を目指して今日から対策を始めましょう!
脇汗の臭いの原因の一つは雑菌です。
脇の下は湿っている状態なので、常在菌が繁殖しやすくなっています。
脇の下の毛の処理をして雑菌の繁殖を防ぎましょう。
衣類の交換や汗パッドで雑菌を防げる
腋毛の処理のほか、シャツをこまめに取り換えるのもオススメです。
仕事中に着替えられないという人は、脇汗パッドを使うのも効果的。
抗菌・殺菌作用のある脇汗パッドを使えば、雑菌が繁殖して臭いを出すのを防げますよ。
白地やベージュ、黒など洋服の色に合わせて選べますし、ノースリーブタイプもありますよ。
1日に何回か取り換えるといいですね。
脇の下を清潔に保つことを意識しましょう。
脇汗の対策として制汗剤を使っているという人は多いですよね。
いろいろなタイプの制汗剤がありますが、もし、脇の臭いが気になるなら、香りつきの制汗剤よりも消臭効果の強い制汗剤を使う方が効果的ですよ。
制汗剤の香りと脇の臭いがミックスしてよりひどい臭いになることもあるので注意してくださいね。
より効果を長持ちさせたいならスプレータイプよりも、ロールオンタイプの方がおススメ。
お肌にしっかり密着して長く効いてくれますよ。
体の内側からもニオイの元を退治しよう
臭くない脇汗をかきたいなら、食生活を見直すことも大切ですよ。
脇汗が気になる人のなかには、
- 体がむくみやすいタイプの人
- 肥満体型の人
- 常に便秘がちの人
が多いみたいです。
そこで、体内の余分な水分をデトックスしましょう。
緑豆もやしは水分代謝をアップさせて体内にためこんだ余分な水分をデトックスし、むくみを取り除きます。
緑豆もやしを使って炒め物やナムルを作ってみましょう。
レンジでチンしてごま油と醤油とお酢を混ぜ、生姜をたっぷり加えて作ったドレッシングをかけて食べるのも美味しいですよ。
緑豆は春雨の原料なので、春雨サラダや春雨スープにしてもいいですね。
意識して緑豆もやしを食べるようにしましょう。
喫煙やお酒の飲み過ぎも汗が臭うもとになります。
臭くない脇汗を目指すなら、生活習慣も改善するとより効果的です。
汗は血液から作られますが、お酒の飲み過ぎで肝臓の働きが弱っていると、肝臓で分解できなかったアンモニアなどの臭い物質が血液中に増え、汗が臭う原因になります。
また、喫煙は体内の活性酸素を増やすので汗が臭うだけでなく体臭の原因にもなりますよ。
臭わない汗はない?服に着いた汗臭と汗ジミを取る方法
脇汗は特に臭いやすいので洋服の汗臭や汗ジミが心配ですね。
クローゼットや引き出しにしまっておいた洋服を久しぶりに着たらツンと鼻に突く酸っぱい臭いがしたという経験はありませんか?
脇汗で洋服が汗臭いと思ったら、どんなふうに対策すればいいのでしょうか。

スメルハラスメントにならないように、汗臭や汗ジミの落とし方を解説しますね。
体温調節のために汗をかくのは必要なこと。
健康な汗はほとんどが水分からできているから臭くないものです。
でも脇汗だけは別です。
脇汗はアポクリン腺という汗腺から出る汗で粘り気がありベタベタしているので蒸発しにくく、独特の汗臭がします。
だから脇汗をかいたまま洋服を放置してすぐに洗わなかったり、洗い方が不十分だと汗臭が残ったり、汗ジミが落としきれなくて濃いシミができてしまいます。
汗臭の元になる汗、皮脂は弱酸性なので同じ弱酸性や中性の洗剤では落としきれません。
汗臭を落とすには弱アルカリ性の洗剤を使うのがベストです。
ただし、弱アルカリ性の過酸化水素はコットンやリネン、ウールなどに使えますが、つけっぱなしで放置すると穴が開いてしまうので浸けおきは禁物です。
弱アルカリ性洗剤でも取り切れない臭いは、酵素系漂白剤で浸けおき洗いしましょう。
バケツなどにお湯をはって酵素系漂白剤を溶かし、30~60分浸けおきした後、そのまま洗濯機に入れて洗ってください。
漂白剤に浸けおきすると頑固なニオイがとれ臭くないですよ。
漂白剤を使いたくない!使えない場合は重曹
漂白剤を使いたくない人は、重曹に浸けおきしてみましょう。
お湯1?に小さじ5杯の重曹を入れてよく混ぜ、30~60分くらい洋服を浸けおきした後に洗濯してください。
脇汗による服の黄ばみは熱を加えると落としやすくなるので、浸けおきするときはお湯を使うのがポイントです。
時間がたってしまった汗ジミは、
- 熱湯につけて温めたあと歯ブラシなどを使って重曹を直接つける。
- その後、クエン酸をスプレーして、汗ジミの部分をブラシでこすってください。
- アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が反応して泡が出ます。
- 泡で汚れを浮かせるようにブラシでこすりましょう。
- その後洗濯機でいつもと同じように洗濯してください。
しっかり汚れを落とせば臭くないですよ。
脇汗が気になるなら、汗が目立たない服を着ましょう。
無地よりも細かいチェック柄などの方が脇汗が目立ちにくいですよ。
水にぬれると色が濃くなる服は避けましょう。
柔らかい素材も汗が目立ちます。
インナーを着たり、脇汗パッドを使うのもいいですね。